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経塚山

ゆっくりと歩き出す。すぐに牛形山との分岐。経塚山へは左折して林道を進む。林道がピークを過ぎるとどんどん沢へ降りて行って夏油川本流へ。地形図では橋があるが現場ではない。跡らしきものはあった。沢に降りて行くと肥料の袋があった。水量は少ないと思ったが、靴のまま渡渉は無理だった。はっと、先ほどの肥料袋が靴に履くということが分かった。使用すると問題なく渡ることができた。僕の物と違う鈴の音がすると思ったら、男女のパーティーが川に降りてきていた。二人も経塚山かと思い少しホッとする。二人の渡渉を上から見て望遠で写真撮影。すぐ数十メートルの緩い傾斜の岩場。ロープが固定してあった。あとは今日の登山道の中で一番の急傾斜を登る。地形図を見ると尾根まで高度差約300m。意識してゆっくり、汗をかかないように登った。風もあってあまり汗が出なかった。発汗してもすぐに乾く。コンタ1000くらいまで上がればあとは稜線伝いに歩くことになる。ここからが長い。おしゃべりな登山者と一緒なら飽きないかも。幸いに木々の葉が落ちてしまって、意外に展望があった。なだらかな山頂部の牛形山。反対側に枯松沢を挟んで駒ヶ岳が五合目付近からは近い。あれが経塚山かなと思ったが、そこへ至る稜線は大きく東側を迂回していて遠く感じる。しかし傾斜は緩く、どんどん進む。北上市と金ヶ崎町との境界尾根、地形図の1188を過ぎ、南側が切れ落ちた尾根付近まで来ると奥州湖方向の展望が開ける。そして経塚山への稜線の岩場がすこし格好いい。そこからの稜線は緩いが長い。着いた、あれが山頂だ、何度も勘違いしながら、やっと広い山頂。石がゴロゴロしていた。牛形山でも駒ヶ岳でも、以前に登った時は悪天で何も展望はなかったが、今日は展望良好だ。牛形山は登山道から見えたものとは全く違って荒々しく格好いい。焼石はなだらか。そこへ続く縦走路は地形が複雑な感じ、面白そう。たぶん栗駒山か、山頂付近は雲の中だ。駒ヶ岳はここから見ると小さい。山頂に白いものが見える。神社だろうか。あれは和賀方面かな。麓の町並みは北上市でしょうか。小さいから違うような気がする。夏油川の詰め上りは厳しそう。南側の、焼石への沢は尿前でしょうか。山頂の風は強い。焼石方向に近づくと風がひときわ冷たい。そろそろ耐えられなくなって名残惜しく下山。降りてすぐ、展望の良いところを選んで持ってきたものを食う。2人パーティーが山頂に向かっていった。寒くてすぐに戻って来た。僕も食後すぐに2人を追い越してグングン降りて行った。何事もなく無事夏油温泉駐車場に到着。歩きがいのある山でした。

a南側が切れ落ちた稜線から、まだ遠い山頂方向

b

cたぶん焼石岳への縦走路と焼石岳

dたぶん牛形山

eたぶん駒ヶ岳

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