6:00すぎ まだ暗い中、林道を歩く。30分くらいあるいて、夜が明け、間もなく雪に埋もれた沢に入る。
今年は、シングルブーツを新調したので、歩行が楽なのに加え、積雪もなく黙々と進む。が、私は体の調子が悪く、息が浅く、トロトロ遅れながら遅れてテン場に到着。テント設営後、いざクリスマスルンゼへ向かう。
それにしても、温かい。風もないし、これには拍子抜けであったのだが、具合の悪い私にはありがたかった。始終、お日様あった。
【 クリスマスルンゼ 】
緩やかな傾斜からスタートのF1、奥にバーチカルなF2:リード:A坂
ゆっくり、確実に上っていく。
スクリューを手際よく、打っていく。
師匠のTさんが3本のスクリューをきめていくところ、A坂は5本きめていく慎重ぶり。
去年、足尾銅山に行った時より、とっても上手になっていた。
そういえば、年明けの青森来訪の折、「俺ってどう見える?」ってきくから「イケメンではない」って答えたけど
今日は、その後ろ姿は、本当にたくましく、りりしく、かっこよかった。
私は、1本爪アイゼンの使い方とムーブをさぐりながら、A坂の確保でのぼる。
みんな、シーズンはじめなので、感覚を養い、練習に励む。
13日左俣
【下の大滝】 リードA坂
15Mの滝 傾斜少々
今日も慎重に確実に登る。
サクサクスクリューをうつA坂。うらやましい。
ここは、登り終わると、手の指から血がひいて、悶絶した。
さらにスクリューを打ってのぼるリードは、大変だ。A坂もずいぶん悶絶したそうだ。あっぱれ!
【上の大滝】リード 色々あって、渋々A坂
垂直の氷が7M位そそりたつ。
ただ登るだけならともかく、スクリューをうつとなると、腕にくる。
「これ登ったら、2度と俺に口きくなよ!」言われた。
「いいよ」と答えた。
まだ、もうちょっと、口はきけそうだけど、A坂はすっごーく、うまくなっていた。
私の体調が思わしくないのも、気にかけてよく見ていてくれた。
2日目の登攀は、留守番を申請したら、だめだと叱咤激励され、頑張って、登りに行った。助力あっての山行となった。
お陰様で、楽しかった。ありがとう。
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