遅くてすみません。
6:38(つぶ沼キャンプ場)7:50(中沼登山口)8:16(尿前川本流)8:36(ハタシロ沢出合)8:45(フロ沢出合F1)8:54(F2)9:47(コンタ770二又間違って左又入る)10:05(戻ってF3)10:43(F4)11:12(F5)11:36(F6)12:12(F7)12:49(F8)14:18(F9)16:12(登山道)16:26(銀明水避難小屋)17:42(駐車場)
木金あたりは雨だった。特に金曜は強く降った。沢行当日は雨は上がっていたが曇り。つぶ沼キャンプ場に到着すると駐車車両なし。やがてSさんが到着。内陸は結構降ったと言った。そしてHさんが着いたが、水量大丈夫だべということで出発。途中の小沢は濁ってもいなく、増水もしていない。大丈夫そうだった。中沼登山口には5,6台の車両。青森ナンバーもあった。曇り空のもと歩き出す。本流に降りると不安になるほどの濁りと増水。それでもまあだめならハタシロ沢でもということで入渓。ハタシロ沢を見て枝沢はそれほど増水していない。
フロ沢も同様、濁ってもいない。ためらわず入った。まずF1小滝を簡単に登る。
次にF2。Tがトップ。一応ザックを置いていくことにした。滝上でザイルをダブルにして1本を射張り、1本で引き上げることを伝えた。滝下部がえぐれていて取り付けないので、Sさんが両手で足場を作ってくれる。微妙な足場、手掛かりを拾って何とか登り切った。でもトップはやはり怖い。滝上の左側の木をアンカーにしてザイルを固定。右側にシュリンゲでカラビナを経由させた。滝を登っている時点でザックを引き上げることを忘れてしまっていた。ザイルを固定してしまったので、いっぱいまで引き上げて、中間をたるませて引き上げることができた。Sさんが引っ張ってザイルを張った。3人分のザックを上げて、次にHさんがユマールで登攀。次にSさんが確保されて登った。Sさんは、滝下部のえぐれた所に難儀していた。無事登り切る。
次に滝を右に見て直進。そして次の滝を登る。登ってしまってからHさんがGPSで枝沢を間違ったことに気づく。懸垂で滝を降りて戻る。さっき右に見た滝が進むべき沢だった。事前に地形図を見て二又は確認していたが、F1を時間をかけて登ったこと、右の滝が登攀できないと思い込んだことで見逃してしまったようだ。
その難しいF3をHさんが行く。はじめは巻くことも検討したが滝の左側が行けそうということだった。上部がいやらしいことが下から見て予想できた。Hさんは予想通り、上部で時間をかけていたが見事に登り切った。いやぁホントに素晴らしい。そのあと固定ロープでユマールで登るが難しい。時間をかけないようザイルを引っ張って登ったりした。
F4は僕でもトップできたのでそのまま滝左側をもう1本のザイルを伸ばす。
F5はでかい滝。左岸を巻いた。巻く途中に5メートルほどの簡単な岩場がある。
F6も難しそう。Hさんが右のスラブっぽいところを行って木の中に入って登ってしまった。僕はザイルを引っ張って登る。その先に少しきれいなナメ床が続く。
F7は二又の右又。左又にも滝がかかっている。Hさんが行く。左側の水線の際を登ったが、途中からもっと左の草付きを登った。
F8は沢がドン詰まっている感じで、流れが右から枝沢のように滝になって流れ落ちている。絶対無理と思った。巻くしかない。どこを巻こうか検討し、滝右側か左側か。どちらも草付き。左側は滝を正面に見て後方に位置する。右よりは傾斜が緩いし高くはない。僕がトップで行くことにした。取り付いてみると滑る。やばかった。岩に付いた泥が予想より薄くて足場がうまく作れなかった。貧弱で滑落しそうな足場をハンマーで作りながら、雄たけびを上げながら上部の木まで登り切りザイルを結んだ。あぁマジやばかった。結んだ木には残置シュリンゲがあった。Hさんがユマールでごぼうで登り、Sさんが確保されて登った。3人登ってから樹林の中に入り、ぐるりと回りこむように滝上部まで巻く。途中笹やぶの中をトラバースする。滝上部までまだ進んでいないと僕は思っていたが、HさんがGPSでもう滝を越えたことを確認したので笹に掴まりながら降りた。ちょうど滝上だった。
所々に雪渓が見えてF9へ。僕がトップ。ザイル不要そうだったが一応出した。
あとは難しいところはない。銀明水避難小屋の北西尾根、地形図1202のすぐ北側を超えてハタシロ沢へ降りる。ハタシロ沢を下り、今度は枝沢を登ってやがて登山道へ出た。ハタシロ沢に降りてからがシャリバテかなんかで長く感じた。銀明水で休憩。パンを食う。そして登山道を下山。途中で僕は何かに足を取られてひっくり返るように転び、右太もも外側を石に強打。激痛でそのあと力が入らなかった。やばいなあ。駐車場についてつぶ沼キャンプ場でHさんとMさんで反省会。夜も楽しかったのです。
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