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錫杖岳 中央稜ー正面ルンゼ

【2月27日】 雪 曇りのち晴れ
登山口6:30-錫杖沢出合8:00ー中央稜P2右岩壁左ルート取付9:00ー敗退12:30ー北沢大滝13:00ーP2コル14:00ー中央稜ーグラスリンネテラス泊15:00

 

冬の錫杖は初めて。以前、無雪期に登った「見張り塔からずっと」のルートにかぶるところもあるというので、冬はどんな感じになっているのかなあと想像を膨らます。
中央稜P2右岩壁左ルートに取り付くと、薄いベルグラでコンディションが悪かった。下から見ると行けそうだが、いざ行ってみると、あ~。。。登るのは無理だなと思う傾斜と氷の薄さだった。リードのOさん、「自分には無理。」と、3ピッチ目で下りてきた。「悪いところの一手を行くためにスクリュー打ちたいが、薄い。そこをやり過ごせば、また傾斜が落ちてらくになるのになあ。。。やっぱり錫杖は簡単じゃないな。」と、氷壁を見つめていた。
懸垂下降して取付きまで戻る。気を取り直し、北沢大滝からP2のコルへ登り、中央稜に合流することにする。ラッセルだったが意外と早く着いて、予定通り中央稜を詰めた。ノートレースで気持ちがいい。
今日は、グラスリンネ下のテラスにテントを張る。Oさんは、明日のために取付きまでトレースをつけに行った。私たちはブロックを積み上げ、テン場を整地した。左には烏帽子岩、目の前には槍穂。眺望が素晴らしく、気持ちのよいテン場だった。

 

【2月28日】 晴れ
グラスリンネテラス5:45ー大洞穴6:00ー正面ルンゼー見張り塔からずっとの最終クラック8:55ー登攀終了9:30ー北稜のコル11:00-クリヤ谷岩舎11:50ー登山口12:55

 

正面ルンゼの取付きは、「見張り塔からずっと」の大洞穴から。雪でふさがれてしまっていて、大洞穴と最初はわからなかった。左の本峰フェースへ行くと見張り塔ルート。3ピッチだったが、意外と氷が厚くて気持ちよく登れた。そして、最後のクラック(4ピッチ目)でまた見張り塔ルートに合流して稜線へ出る。アイゼン登攀なので、大変かなと思ったが、上のほうはフェースを登ったので、なんとか自分でも登れた。
あとは、樹林帯をトラバースしながら北稜のコルまで下り、クリヤ谷へ。気温が上がって雪がぐさぐさで、何度も腰まで埋まった。
槍穂の稜線が全開だった。しばらく雪に腰を下ろして、みんなで眺めた。
登山口にはもう、ふきのとうの赤ちゃんが顔を出していた。今年は春が早そうだ。

 

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