昨年6月に言われるがまま大凹角ルート(正面壁)に行ったが、3ピッチ目でルーファイミス。かなりランナウトする羽目になり、敢え無く敗退した。ガイド本にもある通り、唐沢幕岩はレベルが高くて自分のような者が来るところじゃないなと思って帰ってきた。1~3ピッチ目は凹角~スラブで、とにかくブッシュが多く、なんかすっきりしない。でも難しかった。自分的にはあまりそそられなかったので、あと来ることはないだろうなと思っていたが、また行くことになった。
今回は左方ルンゼ(左岩壁)。アイスルートだそうだが、標高低いのでまだ氷があるのだろうかと思いながら、高瀬ダムから唐沢を詰めた。1箇所渡渉があるのをすっかり忘れていて、膝まで水に浸かって渡った後、そのまま裸足で堰堤の梯子を上ったら、あまりの冷たさに雪の上に立っていられなくて、倒れ込む始末。もう笑ってるのか泣いてるのかわからない状態。
テン場は、岩小屋の大町ノ宿。湧き水もあり、快適。他に1パ-ティ。なんとか2張張れた。
B沢を詰めて、左岩壁左方ルンゼを偵察。氷はまだあったが、なんかかぶってるように見えるのは気のせい?
翌日、ヘッデン点けて出発。2ピッチ目のかぶり気味の滝が核心。取付まで行ってみるとそうでもなさそうだが、いざ登ってみるとやっぱり難しかった。スクリュー回収大変だった。その上の滝は、もう雪に埋まっていてナメと化していて、みんながっかり。全6ピッチ。終了点からは烏帽子岳、高瀬ダム、船窪岳が見えた。トラバースしてからクライムダウンと懸垂下降をしてB沢へ戻った。
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