沢登り練習会2日目
今日は総勢13名で、八甲田の荒川(城ヶ倉大橋の下を流れているアレです)を酸ヶ湯から遡行する
酸ヶ湯キャンプ場からスタートし、広々とした荒川へ入渓
しょっぱなからスリリングな体験をさせてもらいワクワクどきどき、私は早速1番乗りで流された
第一の関門
会長がフリーで登りロープで支点構築する
続いてA川さんが登攀し上からビレイ
会長は皆をサポートに走り回った
約1名、我が道をゆく者あり
それもまた自由
全員無事に突破
楽しいね!
大きな堰堤は右岸を巻いた
嫌いな笹薮だったので、私はサングラスとフェイスカバーで完全武装して、T田さんの背後にぴったりとくっつき楽をさせていただいた。えへへ
堰堤を越えると突然雰囲気が良くなる
奥入瀬渓流よりずっと素敵!
今回のルート唯一の大滝が登場
三段の滝、その名も……!!
誰か教えてください
一段目は左岸を簡単に直登できた
見てくださいこのぽっかり口を空けた滝壺を
吸い込まれそう
水深が気になる、中の様子が気になる
測る方法はないのかな?
やはり360°カメラか水中メガネを持ってこなければ…
とても格好良く素敵な滝だった
晴れてお日様が当たれば、この滝壺はもっと美しく輝くだろう
ぜひまた行って、心ゆくまで好奇心を満たしたいところだな
二段目までは右岸を登り、そこからは高巻いた
N川さん張り切ってどんどん登っていく
楽しんでいるのが後ろ姿からもよくわかる
ここの高巻きは1番危ない感じがした
うっかり足を滑らせたら滝の下に転落だ
「高巻きが1番危ない」
会長から耳にタコが出来るほど聞いていたので、そこは私もちゃんと理解している
会長からの密命を受けた私は、滝をもっと眺めたい誘惑を断ち切り、今度はI澤重鎮の背後にそっと回った
案の定?重鎮は次の瞬間滑落してきて、それを私は全身で受け止め事なきを得た
のちに重鎮はその時のことを「何か重い物に当たったなあ」と振り返っていた
高巻きの後、上からの滝を堪能した
今度は広い淵に行き当たったぞ
脳内でいつもの藤岡弘の探検隊の曲が流れだした
右から行くか、左から行くか?
ここは直感に従い私は左の水中へつりを選択した
N川さんも左を選択していたひとりだ(N川さんは空中へつり)
他のメンバーは皆右を選択していたが、そっちは最初こそ楽そうに見えるけれど、最後のハングからの激流超えがとっても怖そうなのである
脱落する者は後続者を無駄にビビらせたりしていた
ウキウキわくわくの難所は続く
こういうところでは、圧倒的に足の長さが有利に働く
その点私はかなりのハンディキャップを抱えていると言えよう
けれど私は会長の指示に従い、長年の憧れだった「両手両足を、水流を跨ぐように突っ張って突破する、なんか映えるかっこいいやつ」に挑戦することができた
皆上手いこと突破していく
足が長いのだな…
ちょっとした岩を見つけると皆でボルダリングタイム
麓では激しい雷雨があったそうですが、山の上は終始穏やかでした
「山は行ってみなければわからない」
ほんとだなあ
-完-
【追記】三段の滝の名称について
後日会員のsumiさんより、三浦敬三氏の著書に「三階滝」との記述あり、とコメントをいただきました!調べてみたところ見つけましたので、載せておきます!
↓今回の記録はヤマレコにもアップしています
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5876492.html
いいねする