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八甲田大岳

こんにちは、新人研修部(4名←増えた。っていうか勝手に増やした。)です。

最初に階上岳に登ったあたりに知り合った方で、私が一人で他の山に行こうとしているのを聞いて慌ててついてきてくれた方がいました。「おまえさ、ほんとに一人で行こうとしてたの?」って。で、その方はその後数回山に付き合ってくれて少し、でも大事な事を教えてくれたんですね。

当時は「何をこの人はこんなに心配しているのだろう、知り合ったばかりの私に対して。」と思っていたのですが、今ならわかる。

「え?このまま山に放流して本当に大丈夫?」

なまじ体力があるだけに余計心配。数ヶ月前に、初心者が慣れてる人に付いていって遭難という記録を読んで以来、その件が頭から離れない。ついていける体力があるってのも場合によってはあだとなるんだな。

余計なお世話なんじゃ?とも思ったのですが、そうだったとしてもデメリットは「私が恥をかく/嫌われる」。だったらさしてデメリットでもないやってことで「たいしたところ連れて行けないけど、私と少し歩いてみる?空いてる日教えて?」。

というわけで、新会員のIちゃんと一緒に大岳に行ってきました。入山前オリエンテーション「ここから先は登山道ですがよろしいでしょうか?」です。

ここだけの話、私はあまり紅葉に興味がないのだけど、それを言うと人でなしを見るような目を向けられるので内緒

本当は階上(私が知らない人と安心して歩ける範囲)にしようかと思ったんだけど、同行を頼んだN子が「大岳がいい」とか言うし、Iちゃんにきいたら

「秋の八甲田初めてです✨」って…

やめてやめて、生まれたてのヒナのような目で私を見るのはやめて、あなたが見ているのは親鳥じゃない。先日岩へのたどり着き方でN川さんとO谷さんからダメ出しを受けた幼稚園児失格の私なのよ。と思いつつも、「そうか……八甲田の秋も初めてなんだもんな……」とも思いつつ…。

山を歩きたいと思ったときに、どこでどう学べば良いのかわからないんですよね、ほんと、それはわかる。とはいえ、私が知っていることも本や誰かの受け売りで正しいとは限らないので私がやっていることですがと前置きして

なんでもいいから一冊本を読むのと、みんなの記録を読んで山を調べてみる。

特にベテランさんと歩くときは、よく観察する。

を中心に話しました。ので、どうか一つ先輩方、計画や記録出してください。今からの季節、里山なんかよいんじゃないですか?ワクワク

うん、上の方はどこも雲の中

というわけで、大岳です。

あいにくのお天気だし予報もイマイチ。この感じは雨が早まりそう。本当だったら、次回の高田大岳前に小岳も登ってそこから山を見たら面白いよねって思ったのですが、ガス。どう見ても、雲の中。で、午後からの予報も思わしくなかったので、小岳なしに変更。

大岳も、写真をとるくらいでスルーして一気に小屋までいきました。ごめんね。でも、危険個所はさっさと通り過ぎちゃいたい。私も初心者連れて歩ける力量ないので。

次回、登る予定の高田大岳はあの辺で…(見えない)

それでもなんか「すごく歩きやすいです✨」とか喜んでくれて、やめてやめて生まれたての…(中略)…私が標準ペースなだけなんです!

毛無岱が徐々に近づくと大喜び。私、この道「つまらなゾーン」って呼んでました。反省。

毛無岱のあたりまでくると、うっすら明るく青空とはまた違う柔らかい光が紅葉を照らして、それはそれで良い景色で、階段から見下ろす定番の場所はとても喜んでくれました。天気ももちそうだし、それで私もやっとほっとして、ゆっくり目に歩くことに。

このままだと「くの字湿原」が今日のハイライトになるところだった。

「絵画みたい」という言葉で、前日県立美術館でみた棟方志功の作品を思い出しました。

下毛無岱でK野さんにあって、途中からご一緒に。K野さん、八甲田徘徊中だったそうです。

K野さんの植物の説明の途中で「すいません、歩きたいです。」って遮ってごめんなさい。今日は「普通に歩く」(ダラダラあるかない)のが目標だったのと、雨の時間が迫っていたので。


雨の予報が15時だったので、それより早めの13時に無事下山。

ちなみに、冒頭の方とは今は山に行っていないのですが時折近況報告をしております。先日、「早池峰縦走できたこと、外岩登らせてもらったこと、体力つけるため頑張ってますよ。」などなどお伝えしたら、「山屋ぽくなってきたじゃん(笑)良い人たちに出会えたんだね。」って返って来ました。

これから先、たがじょでの出会いを生かすも殺すも自由ですが、Iちゃんが好きな山をやれるように健闘を祈っております。

とか言って、私もまだまだたがじょの事も山も全然知らないんだけどね。好き放題やらせてもらってますが、内心ビクビクしています。

前日に県外の友人を連れて、県立美術館へ(撮影可)。八戸から酸ケ湯通って山の説明をしながら行ったので、棟方志功の描く八甲田の作品を見て「作品への理解が深まった」と喜んでくれていた。のと、Iちゃんの「絵画みたい」って喜ぶ姿がリンクしてなんか伏線回収したみたいな感じ。
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