11月29日（土）、コンパスワークで箒場から雛岳分岐まで歩きました。

まず、事前に地形図を準備します。今回は夏道沿いに歩きますので、変化点（進む方向が変わる地点）の高度と進行方向を地形図に記載します。

登山口は、標高610mで、次の変化点（標高700m地点）までの進路は250度です。以下、順に変化点を決めて地形図に書き込み、終点（雛岳分岐）は標高900mです。

コンパスで進路を確認しながら、高度が700mになるまで直進します。途中、ブナの大木等があっても、寄り道してはいけません?

これを繰り返します。　標高770mからは、進路180度（真南）で、混んでいる等高線に直角方向（よって、急登です）に進み、標高850mからは、雛岳分岐目指して、等高線の混んでいる斜面（よって、急斜面です）をトラバース気味に登ります（ということが、地形図から判断できますよね？）。

上部は積雪が十分でなく、ササやブッシュが多いため、コンパス通りに進むことは困難で、歩きやすいところを登りましたが、どうにか雛岳分岐に到着しました。

箒場の登山口から雛岳分岐までは、夏道沿いに、多数のピンクテープが下がっていました。コンパスワークに興味のある方は、雪が深くなる前に、ぜひ、歩いてみてください。

ところで、GPSを見ながら夏道沿いに歩けば、地形図もコンパスも不要ですよね？　なんで、地形図とコンパスで目的地目指して歩く必要があるのかな？