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イグルの屋根掛け

記録的な大雪で、青森市は除排雪がままならないらしい。出かけても車がスタックして立ち往生。かと言って、毎日家の中にいても飽きるので、本日は家の雪捨て場で「イグルの屋根掛け」をしてみました。1月4日に大岳環状で堀込式イグル、2月1日に合子沢記念公園で積上式イグルを築造して皆様に紹介しましたが、常にイグルの内部で、一人で作業をしているため、イグルの外部から見た作業風景、屋根掛けの写真がありませんでした。こうやって作るんだよと、文章で記載しても、なかなかイメージが湧きませんので、実際に外部から屋根掛けをして、その過程を写真で紹介する目論見です。なお、小生はこれまで、常に内部から一人で作業してきましたので、屋根掛けを外部から眺めるのは、小生にとっても初めての機会となりました。

イグルの内径120㎝の屋根を掛ける際の概念図です。図は、30㎝立法のブロックを12個並べた後、長さ50㎝、幅25㎝、厚さ10㎝程度の雪の板を緑、青、赤の順に積上げたものです。実際は長さ50㎝幅25㎝の雪の板をこのように18枚も切り出すことは困難ですが、ブロックの上に、内側にせり出して緑板を載せ、緑板と緑板の間に、緑板からせり出して青板を載せる・・・と繰り返します。言うは易し、行うは難し、ですけど・・・

「屋根を掛ける」がテーマなので、基礎ブロック積の作業写真は省略。写真は、内径120㎝に30㎝立法のブロックを13個、1段を積んだところ。イグル築造で最も大切なことは、出来るだけ大きな基礎ブロックをしっかり、水平に積むことです。これができていないと、以後の屋根掛け作業も難しいです。

小生はこれまで、イグル築造は全て一人で内側から積上げてきましたので、屋根掛けは内部で雪板を加工していました。
今回は、屋根掛けの雪板作りは、イグルの周辺から大きなブロックを掘り出し、写真のように、スノーソ(小生の場合は、りんご剪定用の長さ30㎝のノコギリ)でブロックを雪板に加工します。

スノーソで縦、横、底に切り込みを入れて、スコップで大きなブロックを掘り出し、この雪ブロックを、魚の3枚下ろしならぬ、雪ブロックの4枚下ろし?にしたところ。

まず、1段目の屋根掛けです。長さ50㎝、幅25㎝、厚さ10㎝程度の雪板を7枚、基礎ブロックから内側に迫り出して載せます。グラグラする場合は、基礎ブロックと雪板の間に小さな雪片を入れて補強します。

次に2段目の屋根掛けです。1段目の屋根掛け雪板の間に、内側に迫り出して載せます。必要に応じて雪片で補強します。

同様の作業を繰り返し、屋根掛け、5段目を積上げました。あと2枚かな?

今回の屋根掛けは、最上部に大きな雪板を2枚積んで、6段目で終わりです。

屋根掛けを終えたら、ブロックのはみ出した不要部分をカットして、隙間を埋めます。内側から埋めると、イグル内部で生活しているうちに落下してくるので、隙間を埋める場合は外側から埋めるようにします。

屋根の完成です。雪板の重ねが良く解ります。最後に(写真右下)出入口を掘ります。

スノーソで、人が通れる程度の切り込み(強度を考慮して上部は必ず円形にします。)を入れて、スコップで掘り出します。

屋根は、雪板が少しづつ内側に迫り出し、互い違いに幾何学模様を描いていることが分かります。
出入口を作って、イグルの完成です

屋根掛けは1段ずつ、丁寧に内側に迫り出しながら載せていきます。欲をたけて、迫り出しを大きくするとコケるので、迫り出しは幅の1/3程度が無難です。
今回は水分が多く、粘着力のある雪質ですが、その分、重さがあり、重みで屋根が崩落しないよう、出来るだけ厚さを薄くしました。厳冬期の八甲田では、雪はこれほどの重さがないので、もう少し、板の厚さが厚くても(厚いと強度が増す)大丈夫です。但し、八甲田でも3月下旬以降は雪が重くなって、気温が高いと「寝ている間に屋根が崩落した」という事態も生じますので要注意です。
「イグルの築造は屋根掛けが難しくて、私には無理!」とおっしゃる貴方。(失礼ながら)練習しています? 小生は今シーズン、これが3回目です。

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