3月21日(金)-22日(土)の南八甲田縦走テント泊が大雪のため中止となり、準備した昼食や行動食を始末するため、22日(土)、たがじょのお嬢様、お姫様と一緒に梵珠山に行ってきました。2日分の行動食を1日で始末するため、頻繁に休憩を繰返しては行動食を口にし、のんびりした山行となった次第です。
駐車場に9時に集合し、アカゲラコースを辿り、夏道合流地点から梵珠山山頂を踏んで、マンガンコースを下山する計画。駐車場では、ワカンにピッケルを持ったおじさんから、どこまで行くのと話かけられ、梵珠山にピッケル?と思いましたが、まあ、ひとそれぞれの冬山でしょう。
アカゲラの最初の登りは結構雪が深く、かつ、重いので難儀しましたが、ドングリの森からの尾根沿いは雪も浅く、スノーシュで軽快に歩くことができました。
夏道登山道に向けての最後の登りの手前で昼食とし、ツエルトを張り、真ん中にコールマンのガソリンストーブを据え、ストーブの上には鍋。これも準備した食料の後始末?
のんびり昼食をとっていると、ツエルトの外で人の声。顔を出すとワカンも持たないツボ足の男性2人組み。我々のスノーシュの跡を辿ってここまで来たとのこと。この先には当然のごとく踏み跡はありませんので、進むか引返すか思案している様子。それでも前進すると決めたらしく、この先どう進めばいいかと尋ねるので、正面の尾根の一番低いところを目指して登れと答える。
昼食後はビーコンとゾンデ棒による捜索訓練。先日、お嬢様が研修を受講してきましたので、お嬢様がその成果披露を兼ねての講師役。ツエルトを張ってから、お姫様がツエルトの中にいるうちにお嬢様がビーコンを雪の中に埋め、昼食後に捜索の計画。
お嬢様がどこに埋めたかは、お嬢様の足跡を見れば一目瞭然とたかをくくっていたお姫様はツエルトから出て一瞬唖然。ツエルトの周りには、ツボ足2人組の足跡があちこちにあり、お嬢様がどこに埋めたのか全く分かりません。
それでもさすがのお姫様、気をとりなおして、ビーコンの画面を見ながら方角と距離を定め、見事発見。お姫様の技量というよりも、最近のビーコンの使い勝手の良さに驚いた次第。
昼食後、夏道登山道に出ると、例の2人組の足跡は登山道沿いではなく、尾根伝いに歩いている様子なので、その足跡を追うと、しばらくして追いつくことができました。聞けば、地図も持たず、しかも駐車場から梵珠山山頂までしか歩いたことはなく、このルートは初めてとのこと。なんともまあ、無謀な登山者です。
4時間かけてようやく梵珠山山頂に到達し、帰路はマンガンコースを一部ショートカットして、無事、駐車場に帰りつきました。お嬢様とお姫様、大変お疲れ様でした。
09:10梵珠山駐車場-(アカゲラ)-11:20昼食12:30-12:40夏道登山道-13:20梵珠山山頂-(マンガン)-14:10梵珠山駐車場
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