猿倉温泉6:03~間道分岐6:38=45~右カーブ6:48~矢櫃萢7:11=13~矢櫃橋7:24=38~右カーブ8:00~松次郎清水8:17=30~一の沢8:33=40~黄瀬沼分岐9:05=20~ヒメコマツ大木・昼食11:15=50~沼展望所・折り返す13:00=30~道標15:09=15~旧県道分岐15:47=16:05~松次郎清水16:35=45~左カーブ17:00~矢櫃橋17:18=25~左カーブ18:00~間道分岐~猿倉温泉18:30
初対面の石ヶ森さんを交え3人でスタート。彼は、年齢の割には落ち着きがあり赤坂さんより年上に見えた。が、若いのだ。去年7月、乗鞍岳から黄瀬沼への降りで、道を外して藪の中を沼へ、更に藪の中をトドマツを伝いながら旧道分岐へ。着いたのは夜の8時、そのまま沼のそばに野天ビバークしたとのこと。なんとも肝の据わった頼もしい若者だ。赤坂さんと良い話し相手であった。途中、松次郎清水付近で泊まったと言う県外の二人パーテーに会う。話によると、一人の靴底がはがれてしまい断念したとの事、又簡単なササの刈払いがされていたが、彼等が入山した土曜日ではないとのこと。前日までの平日に誰かがやられたものと思うとのことであった。一の沢では、沢を降ってきた人があり、聞くと途中まで登ったが道が良く分からないので戻ってきた、休憩してから櫛ヶ峰方面へ向かうとのこと。黄瀬沼への分岐では、石ヶ森さんが、此処に寝たんだと、草地の上を指し、ブヨに百ヶ所も噛まれてしまったと話してくれた。彼が去年付けたと言う、紫のナイロンテープを辿りながらやぶの道を進む。ハイマツやナナカマドの枝先に絡みつくように付けられている。今回は、一本目の沢を越えた辺りから、ササの結束と明示テープをつけながらの作業開始だ。二人は始めての作業なので、要領を得ないようだが、どうにかこなしてくれる。石ヶ森さんが、去年紫のテープをぐるぐる巻きつけたヒメコマツの大木のそばで、昼食とする。午後は、1時頃までと宣言して作業を進めると、運よく沼の展望所へ着く。若草色の岳樺と濃い緑のトドマツの山を背景に静かに水を湛えている。二人は感激して、カメラを向け互いに撮り合っていた。沼までは達することが出来なかったが、良くここまでササの結束をしてくれたものよ、ありがたかった。帰りも所々手直ししながら旧県道まで戻る。花の写真を採りに着た男性に会う。櫛の登山口のチングルマがちょうど良かったとのこと。今日は、年で一番日が長いのでゆっくりペースで作業出来た。ザックを背負っての作業だったがよくやってくれた。
* ロープ状のPPなわの方が、ササをきつく締めることが出来てよい。
* カットには、カッターがよいが、それをすばやく出し入れできるように工夫が必要。もちろん紛失しないようにも。
* 倒木のあるところは特に丁寧にササの結束や、明示テープを付けるように。
* 蚊や、ブヨ避けに蚊取り線香をザックに取り付ける。(以前奥崎さんが、ザックに付けていたやり方)
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