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岩手山「区界沢」~「ゴジラの胸ビレ」~「ホシガラス岩稜」~「ホシガラスルンゼ」~御神坂登山道」

1月、成人式を含む3連休に,30年前に成人式を迎えたおじさん2人で岩手山に行ってきました。30年前は紋付はかま穿いていました。

 

1月7日

6:05(鞍掛山駐車場出発)6:50(区界沢入る)10:09(高度890m二股)14:50(高度1400m泊場)16:00(ルンペン小屋入)19:00(就寝)
1月8日
5:06(起床)7:15(ルンペン小屋出発)10:50(鬼ヶ城稜線上がる)12:15(不動平避難小屋出る)14:30(ゴジラの胸びれを上がって稜線着)14:44(不動 平避難小屋着)15:30(岩手山山頂着)16:00(不動平避難小屋着)16:46(ツエルト入る)18:50(就寝)
1月9日
5:30(起床)7:25(出発)10:25(不動平避難小屋着)13:15(鞍掛山登山口駐車場着)
1日目、ヘッドライト点灯し出発。区界沢入る。下流の滝をBさんダブルアックスで登る。ま~くんは上から引っ張りあげられる。天気良。途中ラッセルを交代してま~くんが前に出ると上流左岸岸壁の上から雪が落ちる大きい音がして雪崩かと少しびっくり。すぐ落ち着いてから顔を下に向けてゆっくり進み、ふと前方を見ると、黒い物体がこっちに向かって雪面を降りてきている。「熊だ!」ま~くんは胸の中で叫ぶが声には出ていない。「あぁぁ!」って声を出して、Bさんの後ろにまた戻る。Bさんも大きな声を出す。すると熊は回れ右をして上流に戻っていった。小熊だ。2人で大きな声を出す。だいぶ上に行ってから写真を撮る。右岸の上に上っていった。びっくりした。再びま~くんがラッセルして登りだす。熊の足跡を目でたどると、右岸上部の大きな石の基部の隙間まで続いていた。その先には確認できなかったので、その隙間にねぐらがあるのでは。親熊は熟睡中ですか。子供は遊びたいよね。天気いいし。わかるわかる。でもちゃんと冬眠してなさい。小熊だけど結構顔がブサイク。その先に小滝が数箇所。巻いたり登ったり。そのほかひらすらラッセル。14時ころ、沢が左に少しカーブしてそれまでよりやや平坦なところでBさんが泊る提案。ま~くんも地形図を見ていて、もう少し上部に登れば沢が開けているのではと提案した。結局Bさんの言うとおりのところに泊ることとした。次の日進んでわかったが、ま~くんが提案したその先に泊り敵地はなかった。Bさんが言ったそこは雪が吹きたまっていた。掘るには十分。1時間でルンペン小屋完成。荷物まとめて、MSRして、飲酒して、談笑して、食事して、放尿して、就寝。夜中は少し寒かったが、ま~くんは前夜前泊していて、寝不足からか結構熟睡。Bさんにいびきをかいていたと言われた。
2日目、目覚ましなくてもBさん定刻起床。天井の霜を丁寧にとるBさん。そのあと朝食、脱糞、外に出る。オレンジに染まる右岸岸壁。今日も好天だろう。出発準備をしていると手の指が痛い。厳冬期のものに近い。歩き始めて、カーブした沢の上部が見通せた。うなるBさん。面白そう。ひたすら登る。振り返ると鳥海山、和賀岳ほか。足元は急傾斜。アンザイレンすることにする。岩場が現れて、Bさんトライするがあきらめる。ま~くんも取り付くがやめる。右から巻いてやがて鬼ヶ城へ。外輪山へ登る登山者が はっきり見える。一度鬼ヶ城稜線を西進し、あの岩稜を登ってみようとなり、不動平避難小屋に降りて、ザックをデポして出発。「ゴジラの背ビレ」の基部を巻いて、「ゴジラの胸ビレ」の基部に取り付く。ま~くんトップで登り始める。2ピッチ目Bさんトップ。そのあと交互にピッチを切り進む。途中下り垂直壁があって、Bさんトップで、確保者ま~くんザイルを張ってテンションかけBさん降りる。そのあとま~くん、Bさんの教示で降りる。あとは鬼ヶ城へ。小屋へ戻って時間あるからまぁ山頂へ。西側から回って、帰りは東側を回る。焼き走りの上は雪がない。小屋に入ってツエルト張って入幕。昨夜と同じ飲酒、食事、就寝。夜中鼻が詰まって口呼吸。感想気味で息苦しかった。雪で作った水を飲んだ。外で風の音がかすかにしていた。
3日目、起床。準備後出発。登攀用具だけ持ってザックデポ。外は視界700メートル。「ホシガラス岩稜」へ向かう。基部手前でザイル。ま~くんトップで登る。高度低いがナイフエッジ。4ピッチ目くらいが登攀不可能となり、右側に下りて「ホシガラスルンゼ」を登る。まずは氷柱の着いた小滝。落ちればその下が急降下。Bさんトップでハーケン打って気合突破。雄叫びが冷たいガスを突く。だいぶ上がってま~くんも登る。ハーケンがっちり効いてなかなか抜けない。やっと抜けて登攀。あとは鬼ヶ城へ上がる。稜線手前、以外にもアイゼンが効かないくらいガチガチ雪面。西側のルンゼ偵察してみる。すぐ近くに急傾斜のルンゼが気になーる。懸垂してみるとハングしていたので登り返しがめんどいのでやめる。小屋に戻ってザック背負って御神坂下山。上部は足が雪に沈んで歩きにくい。Bさんどんどん下る。下の樹林は広くて歩きやすかった。登山口では湿った雪。温泉入って帰宅。Bさん本当にありがとうございました。

 

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