八ヶ岳に行って驚いたことは登山者が多いことだ。
金曜日に八ヶ岳山荘から入山して、行者小屋前にテントを張り、赤岳山頂を踏んで、土曜日に下山した。土曜日なので入山者が多いことは予想はしたがその数は簡単に越えた。すれ違った登山者推定八十人とするか。八ヶ岳山荘に無事に着いてみると、山荘前の三箇所の駐車場も満車でアスファルトの道路に路上駐車されていた。十人ほどがこれから入山しようとしていたし、そこに大型バスが来て満員の登山者を降ろした。さらに付け加えれば、単独登山者がタクシーで来た。もっと言えば、車で山荘を後にすると、だいぶ走ってから路上駐車気味に駐車した車のそばで入山準備していたグループもいた。
駐車場の車のナンバーは、大阪、岐阜、山梨、名古屋、東京などこの近辺が多い。東北は僕の車だけ。
さてすれ違った登山者の印象だが、若い登山者が比較的多かった気がする。ザイルをザックからはみ出させているのもよく見た。僕の目に印象的だったのが、親子のパーティーだ。すれ違った中に二組いたと思う。一組は父と子供、子供は小学低学年と思う。もう一組の子供は高校生くらい。
昨日地蔵尾根を登ったときにも父、母、そして子供のパーティーとすれ違った。子供は七歳と言った。ほんの数メートルのトラバースをその子は躊躇しているようだった。しかし父としっかりアンザイレンされていた。無事通過したことだろう。
こんな小さいときから八ヶ岳のような冬山に登山していたら、きっと大人になっても自然と山に足を運ぶのではないだろうか。
それから、赤岳を下山して文三郎道の分岐で中岳から下山してきた登山者と出会った。彼は長野在住、東北の出身ということで仲良くなったが、登山ガイドを目指していると言った。そしてガイドを目指す仲間が地元や周辺にたくさんいるということを言っていた。
高くてよい山がたくさんあるからだろうか。小さいときからこうして連れられて歩いているからだろうか。長野県は登山が盛んだと強く感じた。
24日(金)
3:00(起床)4:15(八ヶ岳山荘出発)5:19(赤岳山荘)5:27(美濃戸山荘)6:00(明るくなってくる)9:10(行者小屋)10:00(出発)11:51(地蔵ノ頭)12:07(赤岳展望荘)13:01(赤岳頂上小屋)13:07~27(赤岳)14:29(分三郎尾根分岐)14:59(分三郎尾根・阿弥陀岳分岐)15:06(行者小屋テント)21:00(就寝)
25日(土)
5:30(起床)7:40(出発)10:00(八ヶ岳山荘)
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