野辺地西高校除雪終点から少し前進して駐車8:04~1番橋8:28=35~堰堤9:01=07~2番橋9:20=25~3番橋9:34~夜泣き石9:38~車道分岐9:43=50~野営場(あと2.2k)10:12=20~ブナ林11:15~休憩所12:03=35・13:30~ヒバ林13:46~野営場14:08~車道分岐14:19=25~3番橋14:30~2番橋14:35~1番橋15:00~ワカン不調15:14~車15:25
曇り空も、野辺地に向かうにつれて晴れてくる。西高校前の除雪終点には、既に福田さんが待っていた。この好天が帰るまで持ってほしいもの。轍があるので、少しでも距離を稼ごうと突進するも家畜試験場の採草地付近でリタイヤ。道は下り気味になり左右に林が出てきだす手前で、轍も撤退していた。安全を確かめ、道路端に駐車してそれぞれワカン、スノーシューを履き、出発する。福田さんが先頭、成田、山崎の順。無風、寒くもなし。雪の上には、キツネ、タヌキ、リス、カモシカ、ヤマドリなど種々の足跡が。クマの足跡はなかった。杉の林の下は、雪が浅いが、広葉樹の林の下は、雪が深い。地下水の高いところは、ストックが砂利道を突いているのが音で分かる。福田さんは、ひざ下のラッセルを一人で軽快にこなしてゆく。林道脇の杉林がここでも伐採されて裸山になっているのが見える。堰堤からは、青空に真っ白な烏帽子岳が、マッターホルンのように聳え立っている。なんと美しい山容だろう。伝説の”夜泣き石”を過ぎ車道の分岐へ。木橋を二ヶ所渡り野営場に向かう。手前で地下水が地表に出ていて、小川みたいなところを渡り野営場に入る。炊事場や休憩所の建物は、今にも倒れそうで危険。入らないようにテープを回しているが、冬には、テープが埋もれてしまうのでもって上の方にもテープを付けなければ、知らずににその下にテントを設営するかもしれず、危険この上ない。注意してください。野営場からすぐ沢を渡り夏道沿いに進む。この沢もまだ埋まっていなかったので、スノーシュー、ワカンが濡れた。ヒバの大木が倒れている所は回り道をするようにテープが付けられている。次の沢も濡れながら渡り、夏道沿いに進み、ヒバの林の尾根に取りつき、順次上に進路を取る。(この沢の渡りの時、福田さんのストックのリングが外れてしまう。応急処置をして、休憩所までは外れなかった。)あとは、夏道が判別できないので、直登したり、急なところは、斜めに登ったりしながらひたすら上へ上へ。時々夏道の壁に落ち込んだりもした。休憩所手前は、一番急で、福田さんと山崎さんが交互に先頭に立ちルートを切り開いて行く。福田さんが、”ストックで上の雪を手前に引き下ろし、ひざで固めて、ワカンを踏み出す”という登り方で、どんどん上に進む。このルート一番の難所だったが頑張った甲斐があり、ぴたりと休憩所に着く。ウサギが一羽飛んで逃げて行く。無風なので、野天で昼食タイム。食後二人は、山頂へ。自分は、ここで停滞とする。50分ほどで二人は山頂極めて戻る。(やはり、ストックのリングが取れて紛失してしまったとのこと。)八甲田は少し雲の中だったが、他は広く展望できたよし。自分は、ガソリンストーブの試し焚きをしながら待っていた。さて帰りは、福田さんが、先頭で、ワカンですっとぶように降って行く。往路のトレースも何もあったものでない。スノーシューではとても追いつけない。直下行には不向きなのだ。ワカンに限る。雲も厚くなり、道中の雨が気になりだす。駐車点手前で、ワカンのテープがほつれて外れてしまうアクシデントもあったが、ツボ足で先日の轍を歩けたので、雨にもあたらず到着。お二人には、ラッセルをしていただき、山頂は踏めなかったものの歩き通せて満足でした。ありがとうございました。
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