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半竪穴式雪洞の築造

雪洞には、横穴式雪洞と竪穴式雪洞があり、横穴式は斜面を利用して横に掘るもの、竪穴式は雪面から真下に掘って、その上をシート等で覆ったものです。半竪穴式は、雪洞内の雪をブロック状に掘って、それを雪洞の外周に積んだもので、「半地下式」雪洞とも言えます。先日の山行で、半竪穴式雪洞を築造してランチをしましたので、その築造の様子を紹介します。

今回使用したタープは、220×280㎝です。30㎝立法の雪のブロックを積み、その上をタープで覆う場合、雪洞の内幅は、短辺は(220-30×2)=160㎝、長辺は(280-30×2)=220㎝となり、タープは、風に煽られないようにブロックを覆うように被せるため、雪洞を若干小さめに造る必要がありますので、雪洞の内幅は140×200㎝としました。

手前ポールの長さが140㎝です。予め、これをもとに、140×200の範囲を雪面に表示します。スコップのみでのブロック切り出しです。
ブロックを2段に積んだ後、長辺両側に座面、中央にテーブル、その間が足を下ろす場所として整形します。
雪ブロックを積み終え、タープを設置するブロック上面を水平に整形します。右端が出入口です。
タープには予め自在金具(豚の鼻)を付けた細引きを設置。雪山用ペグを埋込んで細引きと結び、自在金具で張力を調節します。
左側のタープ短辺が雪ブロックを覆っていません。強風の際は煽られるおそれがあり、築造不良です
内部の様子。中央のテーブルに鍋敷き(ベニヤ板)を3枚敷き、真中にガスストーブ。4人でゆったりランチが可能です。

今回はランチ用として、ブロックを積み上げた後、座るために、足を下ろす場所を掘り下げましたが、泊まる場合は、床面を水平に成形後、ブロックが解けて壁を伝って流れる水を床面に呼び込まないよう、4辺に溝を掘ることが必要です。また、出入口は、トイレ等で出入りする場合はザック等で塞ぐか、トイレを中で済ませる場合は雪ブロックを積んで閉じます。

今回はスノーソなしで雪ブロックを切り出したため隙間が多くなりましたが、泊まる場合はスノーソで丁寧に切り出すか、積上げ後に隙間を塞げば、隙間風を防ぐことができます。昨シーズン、南八甲田を周遊した際、半竪穴式雪洞で泊まった山行記録は以下のとおりです。

半竪穴式雪洞泊で南八甲田周遊 – 2025年04月05日 [登山・山行記録]-ヤマレコ

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