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雪山用ペグの自作

冬にテントやツェルトを設営する際に使用する雪山用ペグは、市販もされていますが、竹で自作することも可能です。今回は、小生がほぼ20年、八甲田の雪山で使用してきた竹ペグの自作方法を紹介します。

準備するものは、長さ12㎝、太さ4㎝程度の竹(ホームセンタで購入可)、竹を割るナタ、割った竹の隅を面取りする鋏、PSロープ、ライタ、竹に穴を開けるドリルです。

これ以上長いと収納に嵩張り、これより短いとアンカーがとりずらいので、この長さに落ち着きました。

これをナタで、4等分に割ります。

4等分に割ったものの4隅を鋏で面取り(角を取る)します。上が面取り前、下が面取り後です。次にドリルで中央に穴を開けます。

2枚で一組となるので、8枚(4組)準備します

テントやツェルトの張綱と竹ペグを結ぶ紐です。ホームセンタで購入したPSロープ、太さ約3㎜です。雪面に映えるよう、色は赤や青が望ましいのですが、近くのホームセンタでは現在入手困難なので、仕方なく白を使用しています。

なお、登山用具店で販売している細引きは、後で解説しますが、この紐には適しません。

PSロープを長さ1m程度に切り、両端がほどけないよう、ライターで加熱します。

2枚一組として、紐を通し、裏側に結び目を作り、紐を固定して完成です。

材料は竹でなくても自作できます。上の写真の赤と緑のプラスチックは、スポーツ店で販売している子供用スキーストックのバスケットです。これに穴を開けて自作し、使用しています。但し、アンカーとしての力は弱いので、テント泊では竹ペグ、日帰りのツェルト設営では、このバスケットを使用しています。

テントやツェルトの張綱と結ぶ際は、半蝶結び(小生の造語です)で、結びます。

雪山では、素早く、しっかり結んで、撤去する際には、素早く解くことが必要です。

半蝶結びで結んだところです。張綱に力がかかっても外れませんが、白いロープの片方を引くと簡単に外れます。

細引きでは、半蝶結びで、このようにしっかり結ぶことができず、直ぐに緩んでしまいます。

PSロープは、結び目の断面が紐同士でしっかり咬むため、緩みません。

今回自作した4組の竹ペグを、入手希望の方に、送料希望者負担で提供します。事前にメールで連絡(厳守)のうえ、110円切手6枚を小生あて送付ください。切手が届き次第、ゆうパックで発送させて頂きます。

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