【山行時間】
08:10県道除雪終点‐09:10作業道入口‐10:40七十森山‐12:10作業道入口‐13:00県道除雪終点
【山行記録】
2017年12月下旬、八甲田温泉の県道除雪終点から県道沿いに旧上北鉱山を目指して歩いた際、八甲田温泉から眺める東側の稜線は、標高は1,000m未満であるものの、南北に延々と伸びており、尾根沿いに歩けば面白そう、と実感した次第。その第1弾として、今回は七十森山を目指した。
2012年4月に、たがじょ会員である米山氏が山仲間2名と、この七十森山から上北烏帽子岳L=39kmを1泊2日で稜線上に歩き、狩場沢に下りた記録があるが、小生はとてもそのような速度で歩くことはできないので、とりあえず、日帰りで七十森山まで登ってみることにした。
前回の旧上北鉱山同様、県道除雪終点は除雪車の回転場所としてL字型をしており、ここに車を駐車して身支度をする。先週から降り続いた雪で深雪かと思い、いつものスノーシュではなくスキーを準備したが、思ったほど沈まない。
県道沿いを進み、川を越えてすぐのT字路を左折し、道路沿いに北上する。道路沿いには直径5㎝程度の太い竹竿が設置されており、これは作業道入口まで続いていた。途中、地形図では平面のように見えるが、大きな沢や橋があり、結構起伏のある道路であった。
当初計画では北上する道路が西に折れる地点から北北西に伸びる作業道を登る予定であったが、この標高805mから北側に伸びる尾根は大雪庇で、大きく雪崩れた跡も見られたため、この尾根に上がるのは危険と判断し、遠回りであるが、作業道東側の尾根に取り付くこととした。
結果として、この東側の尾根から七十森山までの尾根は、ゆったりしたブナ林で景色も良く、遠くには折紙山から烏帽子岳まで眺めることができ、楽しい尾根歩きとなった。七十森山の山頂に上がると、その先の北上する稜線も見渡せ、以前、堀子岳から折紙山に縦走した際にイグルー泊をした山の電波塔も見える。
時間があれば、柴森山まで足を伸ばしてみたいと考えていたが、山頂到着後に天候が崩れ、視界が悪化したので、山頂からコンパスを190度にセットして真っ直ぐ南下して崖上まで下り、回り込んで崖下の道路に出て、この道路を東進し、作業道入口に戻った次第です。作業道入口手前には両側から生い茂る樹木で長いトンネルが形作られ、「うわぁ、冬のソナタみたい」とのこと。
帰路は降りしきる濡れ雪の中、再びスキーを走らせながら道路沿いに南下し、川の手前で同行者のリクエストにより旧道の橋を渡り、駐車地点に帰った。
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