ゴールデンウイーク始まりの土日(4月29日・30日)を使い、
下北半島にある「あおもり110山」のリストに名前が載る、
折戸山・三角山・黒森山・片崎山の四座に、家内と二人で登ってきました。
今回、下北半島までの移動は むつ湾フェリーを使い、イルカウォッチングを楽しみつつ楽々移動。
脇野沢に上陸後は、川内→県道46号かもしかライン→佐井村→大間のルートで北上。
途中、佐井村のアルサスで昼食を食べ、風間浦村の折戸山に向かいました。
折戸山は津軽海峡を良く見渡せる丘のような低い山で、登山道が今は無い山です。
麓の神社からサクッと登れるので、ホボ空身で出発。
山頂部はなだらかな丘の上のような感じで、低めの笹薮に覆われていましたがボツボツと藪を刈った形跡があり、その中に三角点がポツンとありました。
戦時中に監視用の施設が山頂に建てられて、そこから砲撃の指示を出していたそうで、今もその遺構は残されていましたが、藪に覆われていて覗く気にはなりませんでした。
次に向かったのが三角山。
麓には旧風間浦小学校が有り、まさに学校の裏山で、そこから出発します。
この山も登山道はなく、地形図から学校側の尾根を登ることにしました。
藪に入り始めると薄っすらと踏み跡の形跡があり、おそらく学校登山に使った道だったのかな?
でも、里山は一般的に傾斜がキツめで、この山も結構いい傾斜が続きましたから、低学年には辛そうな山だと思いながら藪を掻き分けて登りました。
ヒーヒー言いながら登り続けると、山頂部はまさに三角の頂点で、8畳間くらいの狭いスペース。
展望もあまり良くないので、ワラビに囲まれながら小休止後に下山開始。
下山後に次なる山の黒森山登山口にある、下北少年自然の家に向かいましたが、時間が午後3時を過ぎていたので、この日の登山は遠慮する事にして、続く山の片崎山の入山口をチェックした後、この日の宿に向かいました。
ゴールデンウイークと言うことで、宿の予約は無理だろうと思っていましたが、こまめにチェックしていたら数日前に空きが出て、ぬくぬくと下風呂温泉に浸かり、新鮮な魚介類のお膳でユックリと疲れをとる事ができました。
しかーし、温泉に入ろうと思って服を脱いでいると、脱いだシャツに異物を発見。
ん?何だコレ?蜘蛛?
よく見ると1cm弱の立派なマダニでした。
おそらく三角山で藪を掻き分けている時にくっついたんでしょう。
幸い、血を吸われたりはしていなかったので、この時はブチっと潰して事無く終えましたが、実は帰宅後に衣類を洗濯しようと思い、バックから出して広げていたら、なんともう一匹出てきました。
結局、衣類やバック、ザックなどなど全てを、洗濯機のダニバスターモードで洗濯から乾燥と、熱でやっつける事に。。。。。たぶん大丈夫・・・・・かな?
気になるのは車の中・・・・・うーん、どうしよう・・・・・ここ数日の陽気で車内温度が高くなるのを期待するしかないかな?
近年、マダニに噛まれて感染症になる報告をよく聞きますので、皆さんも十分気をつけてください。
さて、日付は変わって4月30日、外は雨。
雨具を着込んで黒森山に出発。
登山道は少年自然の家が管理しているので明瞭ですが、この日私は絶不調。
またしても里山のキツめ斜面にあえぐ事になり、途中で雨具の下の衣類を脱いだりしつつ、何とか斜面を突破できましたが、辛かった~
山頂に着いても雨で展望は悪く、登った!と言うだけで下山(笑)
下山時には登りの不調は何処へ?と言った感じで、サクサクっと下山。
下山後に次なる山の片崎山へ移動。
移動中にコンビニに寄り、車内でお昼をモグモグしながら片崎山の入山地点に向かいました。
片崎山は日本一の砂丘、猿ヶ森砂丘を展望することができる山です。
地形図を見ると、道路が山頂近くまで有りますが、実はその付近一帯は私有地の放牧場なので道路の途中にゲートが有り、無許可で立ち入ることができません。
今回はゲート前の広場に車を停め、脇道の林道から藪尾根を横切り、地形図に尾根の途中まで伸びている点線を目指し、行けるところまで行ってみようと言う目論みです。
藪尾根から点線に合流すると、点線上には放牧場の境界となる有刺鉄線用の柱と、林業さんの境界を示す赤札が木に取付けられていましたので、それなりに踏み跡は明瞭な道が続いていました。
そんな雰囲気が山頂手前まで続き、山頂付近は笹薮が広がっていましたが、どなたかがシッカリ刈払いをしてくれてあり、難なく山頂に行くことができました。
ただ、笹を刈った道の真ん中に、モッコリと新鮮な糞がありましたので気は抜けない山域ですね。
山頂の三角点を確認した後に、刈払が続く道筋を辿ると、お目当ての日本一の砂丘「猿ヶ森砂丘」を見渡すことができる展望地に行くことができました。
いや~、初めて見ましたが 凄い! の一言!
さすが日本一
鳥取砂丘の約27倍で、防衛省技術研究本部下北試験場なので立ち入ることはできませんが、見ごたえのある景色で満足できました。
もう少し詳しく書いた記録は、いつもの通りヤマレコにあげていますので、下記のリンクからどうぞ。
補足です
「マダニのとり方」を解説してくれているホームページがありましたので紹介しておきます。
下記のリンクからどうぞ
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