ふくろう

初の稲庭岳と沢ロープワーク練習

岩手の山友が自身の沢仲間との沢登りをより安全なものにしたいということで、遡行の流れや注意ポイント、基本的なロープワークなどを教えることになりました。

場所は互いの自宅のちょうど中間あたりにある稲庭岳のキャンプ場。稲庭岳には今回初めて行きましたので、まずはそちらの記録から。

登りは「ブナ林コース」を選択。

ブナをはじめとして、トチやサワグルミ、ホウノキ、ダケカンバ、シナノキなど、多くの樹木の天然林がとても良い雰囲気でした。

ブナ帯が終わると付近はダケカンバ一色に。花も意外にもたくさん。

山頂は360°の展望。落葉後の澄んだ景色を楽しむのには最高だろうな〜と思いました。

また山頂では、初めてアカモノの実を見ました。

あたり一面です。アカモノという名前は元々赤桃が変化したものなので、早速食べてみます。

実は甘くてジューシー。びっくりするほど美味しかったです。モミジイチゴに次ぐ美味しさでした!動物にも大人気だそうで、すぐ食べられてしまうのだそう。もし保護区外で見つけたら食べてみてください♪

下山は「キャンプ場コース」を選択。こちらは両サイドがずっと背丈の笹で単調でした。

下山後はロープワーク練習。実際の沢で詳しく教えることは私には難しいので、平地でやります。

まずはsawayaさん直伝のメインロープを使った支点構築、そこから滝の落口までムンターヒッチで懸垂下降のように降りて行きセルフビレイ、さらにクライマー側ロープにカラビナを固定してムンターヒッチでビレイ。という流れをやってみました。

2枚目はロープの目測に失敗して落口までのセルフの長さがたらなそうな時に、一案としてクレムハイストでセルフビレイを取ってみました。ただしこれは振られない(すべての点をつないだときに直線)時じゃないと危ないかな。

いろんなパターンを想定して、そのメリットデメリットを考えながらやってみます。

山友さんはいつもセカンドで、リードでビレイをしたことがなかったそうですが、メインロープひとつで完結するシンプルさや、ムンターヒッチで簡単に降ろせる点など、とても良いと感心していました。

「ビレイヤーはクライマーが見える位置まできてビレイをすること」「振られて水流にハマってしまう最悪の事態の怖さ」については念入りに話しました。sさんから耳にタコができるほど言われている距離感の大事さなども。

書ききれませんが、そのほかにもたくさんの「リスクを少しでも減らす方法」を知ってる限り話しました。

今回の練習会では私も多くのことを学びました。不勉強な部分もいっぱいあり、それらを帰宅後反省して復習しました。

教えることで私自身真剣に学び直すことになるので、こういった機会はこれからもたまにあればいいなあと思いました☺️

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