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北八甲田お花見

酸ヶ湯温泉6:35~下毛無岱休憩所8:13~32~上毛無岱~宮様コース分岐9:12~大岳小屋前10:20~30~井戸岳11:06~赤倉岳・祠11:23=30~大岳小屋前・昼食12:05=35~大岳13:15=25~仙人岱小屋14:40=50~地獄湯の沢下木橋15:17=25~酸ヶ湯温泉16:35

週間予報を見ているうちに日曜の予定が火曜日になってしまう。自己の軟弱さをいつも悔やむ。でも、たまたま休みなったという浜田さんが参加。八甲田は、去年の八甲田山の日の登山以来2度目とのこと。去年は歩いたり走ったりして体力を高めようとされたとのこと。でも、急にされたからか、膝を痛めたりしたとかで今は歩きに徹しているとのこと。体力の落ちた私にとっては願ってもない同行者と判断しました。先頭を歩いてもらい、ゆっくりと道端のお花を見つけながら登りました。急な湯坂を息を切らせて登っている高齢の男性タケノコ採り3人組を追い抜き、樹林帯の歩道に入り、道端に早くも発見、なんと、鹿内仙人好物のナメクジを。目が良い。オオカメノキ、カタバミ、ミズバショウ、スミレ(白)、オオバキスミレ、ミツバオウレン、コヨウラクツツジ、ムラサキヤシオツツジ、ブナの林にはエゾハルゼミの声が聞こえ心配した天気も大丈夫のよう。下毛無岱に入るとチングルマ、咲き出したイワカガミ、イワイチョウ、ワタスゲ、ミツガシワ、蕾みのウラジロヨウラクツツジ、実としてはアカミニノイヌツゲ、クロミノイヌツゲ(?)、そして、そしてヤマカガシがたてつづけに2匹。木道に身体を温めて日向ぼっこ。先頭の彼女の絶叫にクマでも現れたかと思った。休憩所で一休み。彼女は朝食を採る。遠くに岩木山を眺める。出発すると、いつも早朝散歩されている逢坂さんに会う。長年酸ヶ湯に重役として勤めた方なのでいつも上毛無岱まで登っては朝飯をいただいて下山されると聞いている。彼女は、「朝見た方だ、私たちより早く登って行かれた」と言う。紅葉坂階段では2度ばかり休みながら下の景色を振り返る。上毛無岱に入りチングルマ、ショウジョバカマを見ながら丸沼のある休憩所に。歩道側にヒナザクラを見る。休むのかと思いきや、そぶりも見せず進むので後を追う。北、南の山の名前を復唱し、宮様コースの分岐へ。宮様コースは、段差が高く又登りがきついのでカットして大岳小屋へ向かう。まだ少し残雪があり、彼女が一度雪を踏み抜いてしまう。浅かったので大事無かった。真ん中でなく脇を歩くようにと。イワナシ、ヒメイチゲを見て大岳小屋前に。登山者が数名休憩している。トイレを利用したが、不衛生で、若い女性にはとても利用できない状況だと言われた。又、階段を支える柱が欠損していて鉄骨の足場で支えているのにはびっくり。こんなに早くも腐蝕しているとは。やはり使用した材木に原因があるのでは。井戸岳、赤倉岳に向かう。段差や、側道の丸太が散乱したり、富士山の砂走り状況で滑り易く危険だ。すね当てや膝当てなどつけなければとも思った。ミヤマキンバイ、コメバツガザクラを見て井戸岳へ。ミネズオウ、ミネザクラを見ながら赤倉岳の祠まで。赤倉岳山頂手前で、ヒメモグラ(?)一頭(死体)を彼女が発見する。眼下に五色岩を、遠くに田代湿原、陸奥湾、下北の山々を遠望する。戻って、井戸岳で会った県外の登山者が残雪を横切って歩くカモシカを見たとのこと。珍しいこと。大岳小屋前で昼食を採っていると急に山頂に黒雲が出現。雨?雷?、ラジオを付けて雷の雑音を探す。食事の終わる頃には、雲の色も薄くなり一件落着。登りの雪渓は、キックステップで足場を作りながら。山頂から再度、北南の山の名を復唱し、少し霞んできた秋田の田代岳、藤里駒ヶ岳、また岩木山、白神連峰を遠望する。鏡沼で、彼女がクロサンショウウオの卵塊を発見。山崎さんに送信すべくスマホで撮影。ホソバノイワベンケイ(?)、ベニバナイチゴ、ミヤマスミレを見て雪渓を通り桜沼へ。ここにもクロサンショウウオの卵塊あり。登山道をお花畑の歩道から付け替えたため、崩れた土砂が沼に流れ込み浅くなったしまっていた。八甲田清水でのどを潤し、仙人岱小屋へ。祠の残財を少し背負子に付けて今度は、私が先になって下山する。途中木橋を過ぎたあたりで、大岩が歩道を塞いでいる。まだまだ落ちそうな岩が見て取れる。危険箇所として覚えておこう。自然はいつも同じではないのだから。でも、出来ることは遭難者の出ないことを祈ることだけか。破壊され続けている井戸岳、大岳の歩道と同様改善していただきたいものだ。酸ヶ湯が近くなったころ、後ろの彼女が悲鳴を上げひっくり返る。足を木の根っこに引っ掛けたらしい。最後まで先を歩かせれば良かったかなと反省。靴が濡れたり汚れたりするために脇を歩いていたらしい。掘れている所は、真ん中の低いところを歩いたほうが良いのだが。でも大したことがなくてよかったが、2,3日後に痛みが出てくるからどうかな。山歩きでの知って欲しいことであったのにと反省する。経験のない方との登山では、その方の歩調に合わせて時間をかけるようにしていたのだが。コースタイムを見ても昼食後、休み時間を十分に採っていなかったのが原因かも。まずは、その後の無事とまた次の登山が出来ますように。今日はどうもありがとうございました。

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