1・31 酸ヶ湯8:30~ゲート8:50~水道敷き9:30=40~○補、○補、○補、△3910:00~△41~赤水沢出合10:20=30~○補10:35~△59 11:00~△60、61、○補11:15~○補、△63 11:28~□64、△64、△65 11:40~△69,68、テント場(昼食)12:10=40~駒ヶ峰14:05=40~テント場(設営・イグルー築造14:10=16:10)泊り
2・1 テント場7:30~△978:40=50~テント場(昼食)9:30=10:40~出合11:25=35~水道敷き12:15~酸ヶ湯13:05
やませ風に乗って小雪の舞う酸ヶ湯を発つ。ゲートからラッセル10センチほどの103号を交代しながら進む。老兵は平坦なところだけでもラッセルをと一度先頭に立つ。荒川を隔てて、対岸の斜面が見えるほどだから視界は良好だ。水道敷きからは磁石を合わせていよいよ入山となる。櫛ヶ峰コースの円形の補助板や△の本番39番、41番が確認出来た。ここを過ぎて、斜面を下り荒川へ。赤水沢の出合で一休み。沢沿いに少し進んで、右岸の円い補助板を確認してから対岸の尾根を登って行く。ブナに補助板がついている。トドマツに△59番を見つける。次に△61番が、振り返るとトドマツに60番が見える。少し急な斜面を登って、右側に△63番が。前方に開けた斜面が見えると、左側に四角の64番が。前方上には、△64番に続いて65番が見える。ここからは、最後の急斜面を避けて、右側から回り込んでトドマツ岱△68番へのルートを採るようにと、小山内リーダーから指導が。登りきって69番68番と確認してからテント場を決め、ザックに腰を下ろして昼食を採る。サブザックに行動食を詰め、磁石を合わせて赤水沢沿いに登って行く。リーダーが最後尾でフラッグを挿しながら。駒の斜面下部の△155番より少し上に出る。山頂からは南側に少し斜面が見えるだけ。樹氷をバックに写真を撮り下山。フラッグを辿りながらテント場に戻り、テント組みとイグルー組みに別れて泊り場の設営、築造だ。イグルーに三人が泊まるとのことで少し大きめの円形に決める。表面の新雪を除き、岡本さんが、円形の内側からブロックを切り出し、原子さんが積んでゆく。私は、沢側に予定した入口部分を掘り下げる。更に外側から、原子さんがどんどんブロックを掘り出す。テントの設営を終えて、大澤さんと小山内さんが手伝いに来る。最後に天井を塞ぐのと、部屋の整地は、小山内さんの力を借りる。3プラス2でどうにか2時間で完成した。中に入ってみると、風がなく暖かい。シートを敷き詰めてザックを入れた後、岡本さんがガソリンコンロを付け水とお湯を作る。夕食はテントにお邪魔して温かい鍋をいただく。翌日の予定を確認して、テントとイグルーに分かれる。隙間から小雪が舞い落ちるが、顔の部分にはかからないので、支障はなかった。ブロックの隙間から外の明かるさが見えていたのが、次第に積もる雪に少しずつ隠れていった。アウターを脱いでシュラフにもぐると家で布団にもぐっているよりも暖かく感じた。外のキジ撃ちには、もちろんアウターをつけるが。私は、アウターをナイロン袋に入れて枕にした。
5時起床、お茶を飲んでからテントへ。昨晩からの新雪は5センチほどか。皆で温かい朝食をいただいた後、サブザックで駒ヶ峰西方の1375m峰を目指す。昨日より視界はなく、磁石の練習にはもってこい。後尾からはリーダーがフラッグを挿して行くので、安心して行動が出来る。樹氷の間を縫うようにしてルートが延びて行く。駒の尻尾の峰の肩に登ってから尾根を緩く下り、西方1375mの峰へ。△97番は樹氷の中で確認は出来なかった。ガスの中で景色は望めないので、早々に来たルートを戻る。テント場に戻り、早いがイグルーの中で昼食を採った後下山する。シールをつけたままで歩くようにキックターンを混ぜながら、時には転びも入れて。赤水沢出合に着きホッとする。今年初めてのイグルー登山の疲れを感じながら最後の力を振り絞り酸ヶ湯をを目指す。
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