この冬1番気になっていた南八甲田の南沢岳を含む櫛ヶ峯への周回コースを、ソロでチャレンジしてきました。
自分的には達成感のある大冒険となりましたので、こちらに報告いたします。
写真やルート情報など詳しい記録をヤマレコにアップしましたので、ご興味ある方はご覧ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4205869.html
↓以下ヤマレコの感想より
この冬どうしても行ってみたかった南沢岳。
行ける自信はあるのに、1人では心細くてなかなか勇気が出ない。
誘っても話に乗ってくれる人は一向に現れない。
チャンスが向こうからやって来ないなら、こちらから掴みに行くしかない!
…と冬季岩木山初登頂の時と全く同じ展開でチャレンジしてきました。
今回の核心はやはり初見の南沢岳です。
特に山頂直下にあるらしい急斜面と、横岳へ続く稜線上にあるクラックの存在はとても不気味でした。
急斜面対策としてスキーアイゼンとブーツ用アイゼンの両方を持参し、アイゼンがよく効く硬い雪質のうちにと早朝出発を決めました。
クラックの脇に歩ける雪がまだついているかどうかは、ここ数日の高温でかなり微妙なところでした。
雪が完全に分断されている可能性も大いに考えられたので、多少の藪漕ぎは仕方がないと覚悟しました。
とにかくどんなに辛くなっても、横着をしてクラックより谷側(南側は急斜面で全層雪崩も既に起きており、滑落の危険も高い)を歩くことは絶対にしないようにと自分に固く言い聞かせました。
予定より1時間ほど時間がかかった南沢岳ゾーンでしたが、なんとか無事突破することができました。
あと数日遅かったらクラックのところはかなり厳しかったかもしれません。
その先は既に経験のあるルートだったので、緊張からようやく解放されて春スキーツアーを楽しみました。
櫛には何度も登頂していましたが、ソロは今回が初めて。
普段なかなか見ることができない十和田湖や黄瀬沼を眺めて達成感に浸りました。
櫛の大斜面と横岳からの林間は、それまでの苦労が報われるような素晴らしいスキーでした。
今日は最初から最後まで岩木山に見守られていたような気がします。
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