酸ヶ湯8:30~○21~○35 9:22~地獄湯ノ沢入口9:30=40~仙人岱ヒュッテ10:40=12:00~○64取り付け12:20~□100 13:00~大岳ヒュッテ前13:10~鳥滝沢源頭○141 13:30=40~休憩13:45=14:10~鍋壊し坂14:40~酸ヶ湯15:00
急に日程が取れて、入山。酸ヶ湯を発って直ぐに、Iさんに追い着いた、と思ったが、彼はもう下山とのこと。早朝から入山して、スキー指導標の塗り替えたものを5枚取り付けに来たとのこと。全く頭が下がる。初めて見たが、手製のはしごまで引っ張っていた。入山者の安全を第一に考えている彼には頭が下がる。○10の枯れ木帯で年配者から、先を行く仲間へと、伝言を頼まれる。”体調不良に付き、酸ヶ湯へ下山する”とのこと。○21には、こじんまりとしたイグルーが、南八甲田の山並みを望めるように築造されていた。見事な出来だ。○35では、カメラのソフトケースのレンズ側が木の枝にかけられてあったのを回収。地獄湯ノ沢へ降りるところで、仲間の3人が待っていたので、前述の伝言を伝える。今日のトレースは、ツボ足、スキー、わかん。休憩していると、男性が一人、初めてと言いながらも軽快に追い越して行く。沢の中はまだ雪がたっぷり、所々5センチ厚さの新雪が雪崩れた痕が見える。沢の中は凹凸がない。歩きやすいが、息切れして休む。何度休んだだろうか。銚子の口からの狭隘な沢の中もしっかり雪が着いていてスキーでの歩行は何ら支障なし。東風の吹雪があったからでしょうか。ツボ足の登山者の後を追うように仙人岱ヒュッテに向かう。仙人岱ヒュッテへの分岐に、赤い旗が翻っていました。ところが小屋の入口が開きません。凍りついているのだろうと思いましたが、どうも、軒が下がってきて屋根の重さで動かないのです。ジャッキを使って間柱を入れなければ無理のようです。よって出入りは、冬の出入口からです。早めの昼食を採り且つ休憩をしてヒュッテを出ました。と入れ替わりに労山のスキーパーテーに会いました。大岳の斜面で最中の雪に苦戦したとのこと。別れて、○63の次、古い硫黄岳コース□55番の次あたりに持参した○64番を取り付けました。後は、環状コースを辿り、大岳ヒュッテへ。もし風が強かったら、戻ることにして。スキーヤーが三々五々大岳の東斜面に見えます。強風が当たらない斜面なので滑降を楽しもうというのでしょうか。□100番から雪庇を乗り越えて、大岳ヒュッテへ向かう。外にスキーが出ているのを見ると、数人が休んでいるのだろう。われらは休まず、酸ヶ湯へ向かう。風が強いので、シールを着けたスキーは固い斜面にエッジが効かず横に流される。足に力が入り疲れる。スキーヤーのパーテーに追い抜かれる。やっと鳥滝沢源頭の○141番へ。少し降って風が弱まったところで休憩。腰を下ろして軽食を採る。竹のポールは、スキー指導標から離れて、南側の尾根近くに立てられている。立木がなく快適な滑降が出来るからだろう。雲が晴れて、北、南の八甲田も山並みが素晴らしい。が、スキーヤーのために滑降しやすいところに竹ポールを立てるのは、いかがなものであろうか。吹雪や、ガスの時にも安全に進路を外すことの無い様に付けられるのが指導標であり、それを補助するのが、竹ポールであるのだから。鍋壊しをキックターンで降り、酸ヶ湯の湯坂も指導標通りに緩斜面を降り、無事に下山出来た。駐車場に付くと、朝11時に発ち14時に着いたとスキーヤーが話してくれた。そんなに早くてどうするのだろう。山をゆっくり楽しまれたがよろしいと思うのだが。ご同行のYさん、ありがとうございました。
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