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大岳一周

酸ヶ湯7:05~下毛無岱8:03=10~上毛無岱8:34=40~宮様コース分岐8:48~大岳避難小屋前9:30=50~大岳10:20=30~仙人岱小屋11:22=12:25~道標(酸ヶ湯へ1.2キロ)13:16=25~酸ヶ湯13:50

早くも駐車場は満杯。阿保さん父子に会う。きっと高田大岳に登るのだろう。自分は、仙人岱までの予定が、あまりの好天気に大岳一周に。町内の金魚ねぶたづくりで、1か月も動いていないし、あまりの暑さに参っていた夏バテを克服せねばと。毛無岱経由で登る。登山口の案内板に立てかけてあった、竹の杖を借用して、湯坂をゆっくりと登る。ブナの林の中は涼しい。そういえば、ここ2日ほど朝晩は里でも涼しさを感じていたが。ほんの少し涼風を感じる。ミヤマホツジの花、アカモノの赤い実、黄のミズギク、紫のギボウシ、赤紫のアザミ、サワギキョウなどを見る。毛無岱では、キンコウカの黄の結実を。トレランの若者二人が早くも下山してきた。ナツハゼ?の赤い実を食してみる、甘い。オオカメノキも赤い実をつけている。逢坂さんに会う、いつも上毛無岱まで登り、朝食を採って下山してくる、元酸ヶ湯温泉の専務だ。自分の前のさっきの下山者は、元自衛官の山本さんだと教えてくれる。なかなか馬力のありそうな方だった。ウメバチソウを見る。宮様コース分岐を過ぎ、アキノキリンソウを見ながら、尾根の少し登りとなった歩道をゆっくりと休み休み登る。藪の切れ間から市街も手に取るように見えている。会った下山者が、大岳から鳥海山も見えていましたという、湿気のない今日の天気なら見えてもおかしくない。大岳小屋前で休憩する。まだ早いのか、休んでいる方は二人だけ。外国人の少女を連れたファミリーがトイレに。臭くて八甲田のイメージが台無しになったのではと危惧される。早々にその場を離れ大岳へ向かう。降りてくる登山者とすれ違うが、みなさん立ち止まって道を譲ってくれる。山のマナーはずいぶん周知されているので、うれしい限りだ。4度ほど腰を下ろして休みながら頂上へ。50人ほどが三々五々休まれていた。方向指示盤によると、鳥海山は、岩手山の右側となっているが、あいにく雲があり認められなかった。キアゲハの乱舞、ウメバチソウ、ミヤマキキョウ、ウスユキソウ?orハハコグサ?を見る。鏡沼では、足の生えたオタマを。ずいぶんな高齢者らしい方が、歳を77歳という。25年振りで、冥途の土産に登って来たと。仙人岱小屋で、昼食を採る。涼しいのに、誰も休んでいない。トイレの金網も、石塚さんがしっかり取り換えてくれていて、ハエが一匹もいない。冬暖かく、夏涼しい快適な小屋だ。分岐で下山のご夫婦にあとどのくらいと聞かれ、1時間30分ほどと答えたら、トイレ我慢できないと小屋へ。大岳の小屋とは大違いで快適ですよと教える。解体した、大岳の祠のトタン屋根を2枚背負い子に付けて下山。歩道は背負い子の閊える枝や木がなくなり歩きやすかったですね。酸ヶ湯まであと1.2キロの道標近くのトドマツの下の日陰で休んでから酸ヶ湯へ。山の日になったからばかりではないと思いますが、老若男女多数の登山者に会いました。トタン板を所定の場所へ置き、車で着替えをしてから、神舞閣で催されている岩淵功(つとむ)さんの、版画の作品展(無料)を鑑賞して酸ヶ湯を後にした。

* 仙人岱のスキー指導標□70番のトドマツの傍が、刈り払われていたので、何だろうと覗いてみると、石の祠があった。今まで気づかなかったが何のために置かれたものだろうか。数名の名前が刻まれている。遭難者を弔ったものだろうか、はたまた、仙人岱から小岳との鞍部を通り大岳東斜面の夏スキーをする万年雪まで歩道を付けたと云うから、その作業に従事された方々の慰労のためとスキーヤーの安全のために、「山の神」を祀ったものではと、想像してみました。皆さん何か謂れを知っておられましたらお教えください。

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