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大滝訪問

今日の天気を逃すまいと、一人でザイル、ピトン、ハンマー、カラビナを背負い長い電力車道を降る。県道40号の入口ゲートから1時間ほど、紅葉の山々に見とれてうっかり足を側溝に落としかけながら降る。駒込川に架かる深雪橋のゲートも開いていてホッとする。ここが開いていなければ大滝へは行けないのです。発電所の建物や施設の脇を通り、上松沢の取水堰堤を渡り管理敷地の終点へ。ここから小沢を降り、駒込川の岸を少し降ると、白い岩肌の岸壁が。ここに念のためにピトンを打ちながら補助ザイルを張ります。ここをクリアすれば、下流の方に滝の落ち口が見えてきます。手前で、右岸に上がり古い歩道を辿ってから、少し深い小沢を補助ザイルで降り、対岸にブッシュを利用して上がります。左に、樹の間に大滝が見えます。続いている足元の不安な古い歩道を進み、木の立っている付近の樹にシュリンゲを巻きつけてザイルを垂らし、エイトカンで下降し滝下に出ます。両岸断崖絶壁の滝壷です。紅葉する草木が周りになく、滝の上に見える山の紅葉をバックに写真を撮りました。高さは35mとも15mともいわれていてはっきりしませんが、駒込川の水を2mほどの狭い落ち口から一気に落とす滝の迫力は見事の一言です。昭和54~5年頃、観光の目玉にしようと青森市が画策しましたが、あまりの険しさにあきらめたのもうなづけます。沢遡りを経験して、ザイルワークのできる方なら行けますが、崖崩れや足元のおぼつかない古い歩道ですので、危険がいっぱいです。自分の命と相談の上ですね。

県道ゲート8:40~深雪橋9:15~上松沢取水堰堤9:20~小沢9:26~岸壁・ザックデポ9:30=10:15~滝下10:25=11:00~岸壁・ザックデポ地11:35~深雪橋(昼食)12:08=13:00~ゲート14:00

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