「どうしてそんな男を選ぶのか」を姫神山と語らうべく山開き一斉登山に挑んだわけですが

わぁあああああん!!何も見せてくれませんでした!!頂上めっちゃガス!こんなにガスってる姫神山初めて!!(泣)


しかも、今年から記念品がバッジになったらしい。というわけで、私の姫神山山開きは終了しまし
た。
というわけでもなく、それはそれでまあ楽しいのですが。私以外の参加者YさんNさんは供に同伴者(非会員)あり。

私は昨年、最後尾から更に離れてスタートしたのですが、Yさんからの「でも、やっぱり前の方についたほうがいいんじゃないか」というアドバイスを真に受け、今年は先頭集団についていってみました。先頭は、姫神山登山者の生きるレジェンド、年間登頂回数300回超の80代の方。
せっかくなのでレジェンドとお話しつつ、歩かせて頂いたのですがめちゃくちゃ速い。5合目時点で私の心臓が止まるかと思った。ここまでの時点で一緒に参加したNさんは同伴者さんのペースで登る選択をしたので、私とは別々に。
5合目休憩中「これ、結構なペースですよね」と思わず漏らすと、隣の男性が「速いっす。今年速いです。」とお話されてて、互いに慰めあっているとスタスタと涼しい顔で歩いている男性が。あ、あれは…!
「いやぁ、うちは速いペース無理なんで、少し後ろからスタートしますね。」とおしゃっていたYさんでは……!?
は、はーん。さては試験前「全然勉強してないしー」と言いつつ上位に入るタイプだな?
というわけで、山開き一斉登山はYさん→私→Nさんという順位でした。油断させて抜くというYさんの作戦勝ちですね(そういう勝負をしていたわけではない)。


一斉登山について好みが別れる所ですが、こうして姫神山を好きな皆が集まるというのはなかなか良いなと私は思っています。レジェンドが「どうしてなのかこんな1000mちょいの山に県外からくるんだよ。」とおっしゃっていたので「姫神山は素晴らしいですもんね。私も大好きです。」と返すとニコニコと満足気でした。わかるわかる、私も地元の階上岳大好きだもん。
全然知らない人とも「また来年、山開きで」とご挨拶したりなんかして。へへ、私も姫神山愛好家の一員になります。






下山後「オクリセンどうしますか?」と聞くと、皆さん快諾してくれたので行ってみる事に。が、前回見つけた登山口ぽい所からなかなか登り口が見つけられない。やっと見つけたと思ったら、どうも私有地ぽい立て看板があったため撤収……と思ったら
「次回のために、他の登山口も見ておこうか」
と、謎のやる気を発揮するYさん。(次回があるんだ…?)という疑問はさておき念のため回ってみたらそちらが正解でした。他の登山者さんもいて、リサーチ。この時点で15時。
「まあ、遅いし自分がちらっと見にいくんで、他は解散でもいいよ。」とまたまた謎のやる気を発揮するYさんに「だったら、行きたいです。」と無駄に負けず嫌いを発揮する私と「そうねぇせっかくだから」とノリが良いNさん。
往復1時間位だしね。でもまあ、結構きつい。距離が短いからよかったけど結構きついよね!?(心の叫び)。





無事登頂。
「まあでも、一回来れば満足でしょ。」オクリセン探しを終始リードしてくださったドヤ顔のYさん。はい!そうでございますね!ありがとうございます!(なんか悔しい)。


そこで、最初の話に戻るのですが、岩手山って「南部片富士」と呼ばれるように、盛岡市から見ると片側は八幡平に続く山々が連なっているのですが、姫神山からみるとちょうど綺麗に左右対称な裾野に見えるんですよね。
姫神側から見る岩手山は美しく雄々しく片富士なんかではない姿で、岩手三山伝承における、私的教訓は「人にはいろんな顔がある」ってことですね。


そして、オクリセンのお話もオクリセンは侍女(姫神山にオクリセンという侍女つけるから遠くへ行けパターン)などもあるらしく、早池峰が男性バージョンの話もあるらしいです。こういうのは諸説ありというか、昔のゴシップ誌みたいなものなんでしょうからやっぱり私は四角関係説を新たに提唱したいと思います。
というわけで、来月の早池峰山開きでは、なぜにそんな魅力があるのかCan’t Stop Fallin’ in Love早池峰をテーマに登ってきたいと思います。
今回お付き合い下さった皆様ありがとうございました。
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