8年ほど前、17人で遡行したときは、3つ目くらいの滝に木と縄でできた梯子がかかっていて、なんなく通過し、そのあと大巻して鞍部へと出た。そのため、そんなに大変な思いをした記憶がなく、お気楽山行気分で参加したのですが。。。
入渓点がわかりづらく、手前の二俣を左に入ってしまい、もどる。電線が通っている車道を進むのが正解らしい。
7:40入渓。 次の二俣を左に入って次の二俣までは、穏やかな沢が続く。 その先は、水が多く、ゴルジュのようになっているので、2つ目の滝からO谷さん、あぶみを構築してくれる。粘土質の泥壁に石が埋められた状態のような感じで、手をかけるとぽろっと剥がれる。ハンマーで壁をたたき、足場を安定させてからハーケンを打ち込み、あぶみをかける。 滝は、それほど大きくないが、短いスパンで次々と出てくる。
3つ目の滝には予想通りもう梯子はなく、またあぶみ構築。O谷さんの神業できれいなあぶみの列ができあがる。あぶみに足をかけるが、滝の真ん中を直登した方が登りやすいので、水圧で目も開かないしあぶみも手探り状態で探す。ずぶ濡れになり、滝上で体が震え出す。 O谷さん、「今日は水線突破、全部滝を直登するぞ!」と元気。
4つ目の遠吠えの滝はさらに大きい。トラバース状にあぶみを構築していった。ハーケンと捨て縄が足りなくなりそうなので、あぶみに乗りながらしっかりと回収をする自分。回収できないところは、O谷さんが逆さまになりながらハーケンを抜く。 そのあとも、あぶみのオンパレード。 3人でのトラバースの支点の構築の仕方が勉強になりました。
鞍部着16:00。下降して車に着いたのが17:45。酸ヶ湯19:00着でした。
いやー。還暦じじいになっても、ウルトラ沢やさんは健在でした。 久々、エキサイティング&ハードな山行でした。。。 O谷さんから一言。「見ろ!A坂。これが本物の沢やっていうもんだ。」だってよ。A坂くん。八久和、よろしくね!
ヤマレコ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1533276.html
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