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梅津又四郎慰霊登山

梅津又四郎は、八甲田の毛無岱小屋からダイレクトコースを横切り、フォレストコースまで伸びる梅津コースを開拓し、昭和26年3月28日に、自ら開拓した梅津コースの大国見の下で、暴風雪により遭難死した「八甲田のスキーの主」です。

山岳同人たがじょでは、毎年この時期、慰霊登山として、遭難地を訪れて花を手向け、梅津コースを走破しておりますが、今年度は本日3月29日(土)、欠落した指導標をピンクテープで補う補修作業も併せて実施しました。

梅津コースは毛無岱小屋前を1番とし、フォレストコース北の田茂萢コースとの合流点を150番とする延長約4㎞のコースで、厳冬期には深雪のため1日で走破することは困難ですが、この時期は走破することが可能です。

本日の慰霊登山では、八甲田ロープウェ駐車場から出発してフォレストコースを辿り、フォレストコース□32と梅津コース△指導標143との交差部で一旦北に上がり△指導標150を確認、ここを始点として終点の毛無岱小屋を目指しました。

遭難地のトドマツにはスキーが十字に打ち付けてあり、雪で祭壇を築造して花と果物、梅津氏の好物であった「きんつば」をお供えし、一同、手を合わせました。

天候にも恵まれましたので、大国見を超え、無事、毛無岱小屋前に到着し、帰路はカモシカコースを辿って出発地点に帰着した次第です。

本コースの指導標は老朽化のため一部欠落しておりますが、本日、欠落区間にはピンクテープでコースの位置を明示しましたので、初心者の方でも体力さえあれば安心して歩くことが可能です。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

08:10八甲田ロープウェ駐車場-08:50フォレストコース□32-09:00梅津コース△150-09:20田茂萢沢交差△116-09:40モッコ沢交差△93-10:00モッコ沢コース交差□22-10:30ダイレクトコース交差△57-10:50遭難地(昼食)12:00-12:30△19(寒水沢に降りる)-(寒水沢の中を△11まで進み、△10で左岸に上がる)-12:40毛無岱小屋前-(カモシカコース)-14:10八甲田ロープウェ駐車場

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