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梵珠山空沼縦走テント泊

【山行時間】

6日 08:20梵珠山駐車場-09:40梵珠山頂-10:50笹山-11:30馬神山-12:30魔ノ岳(テント設営)13:00-13:40空沼-14:50魔ノ岳

7日 07:10魔ノ岳-08:20馬神山-08:50笹山-10:20梵珠山頂-11:00梵珠山駐車場

 

【山行記録】

昨シーズン、野木和公園奥の天田内ゲートから県道26号沿いに空沼まで日帰りで歩いた際、成田さんが昔、冬季にテント泊で中山山脈の主稜を縦走した話を聞いて、ぜひ小生も歩いてみたいと昨年度から温めていた山行計画。テント泊の相棒が今シーズンは私事都合により宿泊山行が困難となり、では、単独縦走でとなった次第であるが、5年振りの単独テント泊である。駐車場から空沼まで直線距離で片道7㎞強、体力的にも精神的にも、空沼まで届くか不安であったが、ラッセルも深くなく、スキーの機動力にも助けられ、無事往復できた。

 

6日朝、梵珠山駐車場から登り始める際、先日、梵珠山頂でお会いした女性と会い、どちらまでですか?との質問。馬神山の向こうまでと答えると、小屋泊りですか?との質問。小屋はないのでテント泊です、と応じたら、「お気をつけて」と声を掛けていただきました。そうですよね、低山でも、冬山に入るのだから、気をつけなくてはいけません。

 

梵珠山でスキーを履くのは初めてである。歩くにあたり、マンガンが楽か、サワグルミが楽か事前に検討し、登りはマンガン、下りはサワグルミと決めたので、マンガンを登る。泊りの荷を背負っているものの、ほぼ日帰り山行ペースで馬神山まで歩くことができた。

 

ここから先は未知の領域である。ポケットから地形図を取り出し、高度計をセットし直して、コンパスをセットし、辺りの地形を確認しながら歩を進める。魔ノ岳までは、馬神山までと同様、尾根沿いに森林管理のため作業道跡があり、ブナの大木が続いていて、とても楽しく歩くことができた。

 

計画では、1日目に魔ノ岳まで歩き、2日目早朝にサブザックで空沼往復の予定としたが、12時半に魔ノ岳に着いたので、急いでテントを設営し、1日目に空沼まで歩くことに変更した。魔ノ岳から先は下りとなり、高度を下げるにつれて周辺もブナからヒバとなり、作業道跡のヤブもうるさくなったが、意外とあっさり県道に下りて、空沼に到着した。

 

昨シーズンの空沼は結構な展望があったが、今回は吹雪模様でほとんど展望が得られず、早々に帰路についた。魔ノ岳までの登りの標高差は200m。疲れも溜まっており、登り返しに時間を要するかと思ったが、15時前にはテント場に帰着した。やれやれ。

 

単独でのテント泊は何かと忙しい。テント内を整理して、一休み後、雪を溶かして2Lの水を作り、夕食の準備。いつもはテント泊ではガソリンストーブを使用するのだが、今回は荷を軽くするため、ガスストーブを使用し、夕食は雑炊と酢漬けの野菜のみ。後片付けをして、ラジオで明日の天気を確認し、18時半には、することもないのでシュラフに潜り込み、19時には就寝とした。

 

2日目は4時半に起床し、明るくなれば直ちに出発とする。早々に雑炊の朝食を取り、荷造りを終え、明るくなるのを待つ。7時前にテントを出て、テントを撤収し、7時過ぎ、梵珠山に向かって歩き始める。昨日以上に尾根上の風は強い。1日目も2日目も、梵珠山頂から空沼までは誰とも会わず、ブナ林の散策を満喫、昼前に駐車場に辿り着いた。

 

自宅に帰ると家人いわく、車に何か張り紙がなかった?との質問。・・・。6日夜7時過ぎ、警察署から電話があり、梵珠山駐車場のランクルはお宅の車か、との照会。駐車場に夜間駐車していると、麓のセンターから警察署に連絡する手筈となっているらしく、夜間駐車する際はセンターに申し出てくださいとのこと。山に入るには、いろいろと気をつけなければならないことがありますね!

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