narita-tooruのアバター

櫛ヶ峰

 

猿倉温泉5:50~間道分岐6:35~右カーブ6:37~矢櫃萢7:05=20~矢櫃橋7:33~右カーブ7:56~松次郎清水8:15=30~一の沢8:33~地獄峠8:58~黄瀬沼分岐9:06~駒ヶ峰登山口9:15~櫛ヶ峰登山口9:40=50~田堰沢テント場(昼食)10:15=11:00~尾根11:30~大岩~階段11:42~櫛ヶ峰山頂12:01=20~田堰沢テント場13:06~櫛ヶ峰登山口13:20~駒ヶ峰登山口13:54~黄瀬沼分岐14:05=16~地獄峠14:23~一の沢14:46~松次郎清水14:50=15:05~左カーブ15:23~矢櫃橋15:44=55~左カーブ16:43~間道分岐16:48~猿倉温泉17:14

猿倉温泉に着くと、既に赤坂さんが出発準備中。半ズボンにタイツの軽快な服装。先頭をお願いして出発。会話をしながらゆっくりと。エゾハルゼミの声を聞きながら、キツネノボタン(黄)、オオカメノキ、サンカヨウ、ムラサキヤシオツツジ、エンレイソウを見る。ウグイスの囀り、遠くにカッコウの声。春から夏へ山も向かっている。ウワミズザクラを見て右へ大きくカーブ。歩道の脇に、ショウジョバカマ、ミツバオウレン、タケシマランを見て矢櫃萢へ。赤倉岳、乗鞍岳、矢櫃岳、猿倉岳を左から右へ回し見る。矢櫃岳の斜面には岳樺の林立する歩道の軌跡が見て取れる。前の湿原にチングルマ、ヒメシャクナゲ、ミズバショウ、ミツガシワ、イワカガミ、オオバキスミレなどを見る。矢櫃橋の袂にノウゴウイチゴ(白)を。ベニバライチゴ(赤紫)、ミネザクラを見ながら右へカーブ。歩道の残雪はほんの少し、時期からしても随分少ない。松次郎清水の水場では、南八甲田随一の甘露を。早くもコップが二個準備されていた。腰を下ろして休む。一の沢を過ぎ、ヒナザクラ、ウスバスミレ(白)を。小沢の畔に、ヤマアカガエル、トウホクサンショウウオの卵塊を観察。山崎さんから説明を受ける。と、早くも登山者に会う。聞くと朝早く発って、櫛ヶ峰の登山口までとのこと。イワナシ、サンカヨウを見て地獄峠へ。此処から歩道はゆっくりと降りになる。遠くに櫛ヶ峰、手前右には駒ヶ峰を望む。湿原には、ワタスゲが咲き出す。黄瀬沼分岐を過ぎ、沢を三本過ぎて駒ヶ峰登山口へ。木製の制札が、クマに食いちぎられていた。赤坂さんが「これ登山道とは見えませんね」と。沢にはまだ残雪あり、踏み抜かないように注意して渡る。歩道左下の黄瀬萢の田型萢には、真っ白にチングルマが見て取れるが遠くて撮影は無理。櫛ヶ峰登山口でも私は腰を下ろして休む。チングルマの嶋花盛り。でもその上のは何故かまだ蕾だ。4,5m高いだけなのにと、がっかりする。木道を通り西側の黄瀬萢に花を求めるが。ヒナザクラ、チングルマ、ヒメシャクナゲなど。櫛ヶ峰の斜面には、残雪が例年どおり張り付いている。地獄峠付近から櫛ヶ峰の山頂には薄黒っぽいい雲がかかっていたのだが、撮影中の泉澤さんに突然パラパラと雨の音、雷の音に皆あわてて雨具を着け、テント場へ逃げ込む。ここは、櫛ヶ峰歩道の付け替えの時に工事関係者が、飯場として利用したところだ。フライを張り雨宿り、が、雨は直ぐ止む。ついでに昼食タイムとする。空も明るくなり、山頂を目指す。大分藪になってきている。尾根道も足元が見えないほどで降りには要注意だ。私は、休み休みで皆に遅れること15分。先日、大岳から眺めたという櫛の山頂に立てた、赤坂さんの笑顔に喜びが溢れていた。十和田湖、黄瀬沼を遠望して下山。時々足を滑らし、沢のダムに腿まで濡らしながら登山口へ戻り又腰を下ろす。戻る向こうには、壁のように地獄峠が・・・、あそこを越えなければ極楽の世界へ戻れないんだという、観光自動車道の建設に従事した工夫の嘆きが聞こえてきそうだ。ひたすら鞭打ちながら猿倉温泉を目指すだけだ。腰の痛みをこらえ、時々起こす腿の痙攣をなだめながら。松次郎清水では、甘露をペットボトルに満たし長~い、長~いごろごろ石の歩道をやっと歩き終える。疲れた~。最後まで、ゆっくりペースを乱すことなく先頭を勤めてくれた、赤坂さんに感謝いたします。ありがとうございました。

*  矢櫃橋から、松次郎清水の間が、岩が露出して歩きづらい。

*  一の沢から、駒ヶ峰登山口の間のネマガリダケのヤブが、わずらわしい。

*  田堰沢から山頂までの間のネマガリダケのヤブが、わずらわしい。

 

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