メンバー:O谷、ふくろう(記録)
たがじょ沢登り部です!今日は外岩練習に向かったものの、予想外の雨に見舞われ、どうしようかとアプローチ道をウロウロしていたところ、ちょうど練習を切り上げ撤収してきたOさんとばったり。場所を変え、沢登りロープワーク稽古となりました。







寒水沢大滝を見学したら、Oさんおすすめの石畳のような河原?でハーケンを打つ練習をしました。
リス(亀裂)がたくさんあるので、まずは自由に打ってみます。しっかりきまるととても高く澄んだ硬質な音が響きます。
とはいえ、私はほとんどうまく打つことができず、何度もやり直したりハーケンの種類を変えてみたり。
今回私は初めてナイフブレードという、板状のハーケンを打ちました。その種類がよく入る細い亀裂が多い岩だということです。
亀裂選びは慎重です。下方へハーケンのアゴがしっかり効く角度でなければ却下。亀裂の向きと幅とそれに合うハーケン選び。これは相当練習しないと実践で使うのは難しそうでした。
抜き方も教わりました。亀裂に沿って交互に結構な強さで打ち付けます。ときにはハンマーの側面で打つことも。最後はテコの原理で引っこ抜くのですが、ハンマーを2つ使ってさらに効率良く抜く方法もなるほどと思いました。
次に、打ったハーケンを使い、メインロープで支点を作っていきます。滝をトップで登攀したあと、セカンド以降のビレイをするための大事な支点です。
ハーケンは必ず2点+保険の3ヶ所必要とのこと。メインロープでセルフビレイを取り、さらに同じロープでクアッドアンカーをつくりつつ、片方はラビットノットで枝分かれさせて、計3点に繋ぐ…理屈はわかるのだけど、やろうと思うと全然上手くいかない!
2回このセットを繰り返したら、次は別の場所にハーケンを打ち、今度は固定分散の支点を作ります。先程のクアッドアンカーは流動と固定両方の要素を併せ持った支点でしたが、固定分散は支点に向かって直上してくるときに有効な、比較的簡単に作れるもの。とはいえこちらもメインロープでとなるとそう簡単にはいきません。
いずれもスリングを使用すればいいのですが、かなり長いものが数本必要になるし、万が一落としたりして足りなくなったときのために、メインロープだけで完結するやり方は覚えておいて損はないなと思います。何より芸術的で良い。









最後は、1番現実的にやることが多そうな、立木を使った支点作りとビレイ体勢に入るまでの練習です。
さまざまなパターンを想定したお題が出され、やってみました。
良い立木は必ずしも滝のすぐ近くにあるとは限りません。また、ビレイポイントの足場が良いとも限りませんし、ロープの余り具合や、水流への振られ防止も考慮しなければなりません。
一度実践で試したいですが、もう沢登りシーズンは終わってしまうのが残念です。それにリードでビレイをするなら、突破力がないといけないので、ボルダリング練習も引き続き頑張らなければ。やりたいことが多すぎて常に体不足の日々です😅
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