ふくろう

白神・妙師崎沢周回2025.9.28

メンバー:O谷(リーダー)、taizo、M君(非会員・弘前大山岳部OB)、ふくろう(記録)

3週連続oさんの白神沢道場、今回は弘大山岳部OBOG山岳会のM君が初参戦。津軽峠から高倉森へ入山し、山頂手前の鞍部から藪を分け入り支流を下降しミヨシザキ沢へ。

高倉森からミヨシザキ沢へ降りる。ということしか事前に聞かされていなかったため、どこまで本流を下降しどのように戻るのかわからなかった。一昨年歩いたハードトラバースマタギ道は豪雨の影響が気になるし、Oさんは「楽なルートがいいです」と言っていた。だとしたら高倉森南面を戻すのはありえないよな…などと一応予習して、歩きやすそうな支流を2、3本見当をつけた。

私以外の3人は前日外岩をがっつり登っているそうだ(私は奥入瀬でシダ植物の講習会を受けていた)。それなら今日は癒しの沢歩きかなあ♪

沢での懸垂下降はバリエーションが本当に多い。まずは支点をどこからどのように取るか。ロープの長さは足りるのか。使う器具やバックアップの有無。その時々の最適解を考えるのは楽しい。現場では教科書のやり方は通用しないことも多く、o谷さんは毎回さまざまなパターンを教えてくれる。この日3回目の懸垂下降では、私はバックアップのマッシャーを効かせすぎてスムーズに降下できず、悔しかった。次こそは。

支流があるたびに、地形図持参の者は現在地を確認しながら歩く。これが本当に楽しい。20代のM君が当たり前にGPSを一切見なかったことはちょっとした衝撃だった。スキーも昭和の板を愛用しているそうで😄最近の若者の間では昭和レトロがブームらしいので、そんなのも関係しているのかな。話が脱線した。

そのうち沢はブナの原生林のなかのせせらぎへと変わってきた。

足元を大きなイワナ?がたくさん走っていく。あっちもこっちも魚だらけ。カエルもいた。先導しているのはカワガラス。ああ幸せだな。

地形図に載っている二股を超えたところでお昼休憩。今日のO谷さんもなぜか先を急いでいる。おかしいぞ、今日は楽なルートと言っていたのに…

ここだここだと入って行った支流、それはまさかの南面ハードルート!等高線かなり詰まってる〜。

M君「ここは左股で以前えらい目に遭いました」O谷「そっちは崖だろう。今日は右へ入って最短ルートで尾根を目指すぞ」などと普通に会話している。タイゾーさんもわかっているのかいないのか、持ち前の筋肉でなんとかするつもりなのか、平然としていた。

そっち側は予習も手薄だったので、私はすぐに支流の数など確認した。歩き出すとフリクション良い岩で登りやすく、こりゃ楽しいな。

なんて思っていたのも束の間…

10mくらいの滝が現れた。登れそうではあるけれど、絶対フリーでは行きたくないやつ。Oさんちょっと嬉しそう。M君曰く「前回は水が流れていなかったですが、ここはフリーで楽に登れました」って、君もそっち側の人間かい。

リードでOさんはいつものように指示なく登っていった。男性2人にお師匠さんの頭部を守るべく、スポットを頼んだ。

Oさんが上でビレイ体勢に入るとロープは中間ギリギリの長さ。末端を繋ぐか瞬時に判断できずもたついていたら「中間!」と上から怒号が飛んできた。中間マークあたりにエイトノットを作った。後から考えるとたしかに、上で支点やセルフなどで使ってる分の余裕があるのだ。そこまで考えが至らなかった。2番手はM君に行ったもらった。上でOさんのロープ捌きをゆっくり学べるだろう。

次の滝はさらに難しそうなナメ滝。左から登るのが良さそうに見えたが、oさんは右から。流石のoさんもザックを置いて空身で登攀開始。再び男性陣にスポッターをお願いし、不安なのでザックをマット代わりに二つ下に並べた。

先程より滝は大きく、今回はロープ末端を繋いでセカンドは登るはずだ。荷揚げやゴボウ用にロープはもう一本垂らしておいても良いかも?と思い、2本目のロープもmくんに繋いで運んでもらう。その間oさんのザックにスリングとカラビナをセットし、放り出していった軍手も入れておいた。また、最後尾で寒くなるだろうタイゾーさんに温かいほうじ茶をふるまったりした。パワー面で役に立てないので、私ができることはそういうやつだ。

ザックは案の定セカンドm君登攀後、すぐに引き上げられた。お師匠さんと滝の上と下で意思の疎通がはかれた瞬間は超嬉しい。

続いて私、「掴む・立つ」の意識を「押し当てる」に上手く変えて、なんとかノーテンで登れた!

ラストのタイゾーさんは色々な重役が課せられていたので珍しく苦戦。ついにoさんからゴボウで登れ!との指示。悔しかっただろうなあ。私なら、もう少しやらせてくれ!とゴネちゃうよ。。

詰めはなかなかの急斜面ところによりほぼ壁。しかし全員普段ボルダー練習している人たちだったのでがんばって登りましたとも😤笑

尾根に出たところでタカクラノボッチへコンパスセット。ここで私とお師匠の意見が対立。笑

「そのコンパスは古すぎて狂ってる」「そっちの磁北線が間違ってんじゃないか?」「地図は水平に!」など両者一歩も譲らず(楽しいw)

そんなこんなで無事タカクラノボッチへ這い上がり、大団円となりました🙌(最後雑ですみません😅)

詳しくはヤマレコに

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8753017.html

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