ふくろう

緊急ビバーク用シェルター作りの練習

本当は酸ヶ湯に上がって練習する予定でしたが、家を出た瞬間から大渋滞で諦めました。

山に行かなくたって周りを見渡せばそこらじゅうにあるじゃない、雪。

というわけで、徒歩で青い海公園へ。スノーシューを履いて入っていくと、もちろん誰のトレースもありません。

海の前の柵は雪に埋もれて、境目がなくなっていました。スノーシューで重い雪をラッセルしながら歩き回り、手頃な場所を見つけました。

積雪期のガイド検定項目のひとつに、緊急時ビバークを想定したシェルター(自分含め2人収容)を30分で作る。というものがあります。今回はその練習です。

プローブを刺すと積雪深は170cmでした。これだけあれば十分色々やれそうです。

まずは普通にツェルトを立ててみました。立木にロープを張って建てる方法はすでにやれるので、今回は何もなしの状態でやります。ペグもガイラインも、もちろん無し。

試作品①防風壁ありツェルト(30分)

ツェルトの隅には元々長い紐の輪っかをつけてあります。逆さまにしたストックを雪にぶっ刺して、紐をクローブヒッチで結びました。ブロックを切り出すために掘り下げているので、下地はしまり雪の層なので、けっこうしっかり刺さりました。ツェルト底面四隅にも付けてある長い輪っか紐を雪の中に押し込んで固めました。あくまでも緊急時を想定しているので、十分かな。お尻の下には先日フォーラムで紹介したプラ段を敷きます。

試作品②半雪洞(30分)

これはどうなっているかというと

平坦な場所だったので、めちゃくちゃ掘って横穴を作りました。上にストックを2本刺してツェルトをかけています。

中はこんな感じ。このストックは、本来斜面に作った時に屋根になるのですが、今回はなくても良さそうでした。風は当たらないけど、冷たい空気が底に集まるので、外の方が暖かかったです。もう少し時間があれば、入り口にさらに掘り下げて冷気溜めをつくれば良いかな。

試作品③雪洞(25分)

今度は先ほどより少し斜度があるところを掘ってみました。人の気配はありませんでしたが、中に入って掘るのは怖かったです。不安なので地面が見えるギリギリまで掘り下げました。

中は体育座りして1人入れる程度。これでは検定ではアウトですね〜。心理的にも、これは私向きではなさそうです。やはりもう少し斜度がないと、排雪しづらく、入り口をさらに下げることも、時間内でできませんでした。

崩すとき、けっこう強度があることがわかりました。雪って強いのねえ。。

試作品④イグルー(1時間)

最後はイグルーを作りました。去年小山内さんの講習で作ったときは、屋根を小山内さんにかけてもらいました。なので、今回初めて1人で作れて嬉しかったです。一年前に見たイグルスキー米山さんのYouTubeを思い出しながら作りましたが、色々忘れていたので、次はもっと手際良くやれそうです。

入り口が大きくなってしまったのでツェルトで塞ぎました。

青空が見えます。隙間は中から雪を詰めて埋めました。楽しかった。

イグルーの中は天井付近は外気温と同じ3℃。底は1℃…なるほどねえ。

今回1番あずましいと思ったのはイグルーでした。

しかし私は30分では作れないので、作るとしたら樹木の間でロープを張って①の防風ブロック併用。あるいは斜面で半雪洞かな。

と、自分の中で本番にやるべきことが定まりました。

一日青い海公園で雪と楽しく戯れている間、一方でサイレンの音はずっと鳴り響いていて、街中の惨状を思うととても悲しくなりました。

帰り道では仙台からお仕事で来られたという女性の車がスタックしていて、その救出のお手伝いをしました。

早く日常生活を取り戻したいです。切実に思います。

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