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胆沢川支流小出川~柏沢~旧仙北街道

こちらに引越して、こちらの沢で、楽しく泊まって過ごせる沢をいろいろ探していました。そして今回計画してみました。

初めて入る山域、沢に行くにはこれだけの労力が必要なのかと改めて感じました。ここに滝があって、この滝はどっちを巻いて、どっちを登って、ここにゴルジュがあって、などとはいっさい調べませんでしたが、地形図はどこが必要かとか、どこから入渓するのかとか、そこまでの車も含めてのアプローチしかたとか、調査には結構時間がかかりました。初めて白神山地に入った時もそうだったなぁと、懐かしく思い出しました。あの時と違うのは、あの時は山だけ見ていればよかった。今は常日頃やることがたくさんあって、その中で山に入る準備をしなければならないこと。でも山に登るということは、すべてを含めて、山を想い、自分で企画、計画し、登って、無事に帰宅することだと思います。

2万5千分の1の地形図を取り扱ってくれる書店がこちらにもあって、真昼岳、焼石岳、五葉山、氷上山、六角牛山、栗駒山などの地形図を購入しました。その書店には2度注文しましたが、2度目に行くとこっちが言う前に「今度はどこですか」と女性店長に言われました。覚えられていたことが少しうれしい。聞けばたまに山登りする人が注文すると言っていました。ということは近辺に登山者がいるということですね。

地形図を買ったら必要個所をコンビニに行ってコピーして、切り取って、張り付けて、薄いビニールの袋に入れて、という作業。こうして手間をかけた地形図では現在地はピッタンコ。詰めも間違いません。皆さんはインターネットですぐでしょうけど。

さて、そうして準備した沢の当日は晴れ。奥州市国道397号を秋田方向に走り、焼石岳つぶ沼登山口を奥州湖方面に左折。大寒沢林道に入ります。地形図の通りの林道に入ると、地形図にはない倒木が道を塞いでいました。Oさんと2人で交互に切断。約40分時間を要する。ほかに倒木もう1本、落石を除去2か所でした。この林道は今回の沢の難所のひとつですね。大寒沢林道終点からはっきりとした踏み跡をたどり、尾根に登り上がるとそこは旧仙北街道。そこから大胡桃山を経由して、ツナギ沢、栃川を下って小出川です。大滝が1か所。そこを巻くのが結構大変。あとは問題なし。柏沢出合付近に泊って、2日目は連瀑帯も通過して旧仙北街道へ。そのあとは大高鼻沢に降りようと思いましたが時間を考えてそのまま旧仙北街道を下降。そして昨日来た道をたどって林道終点に無事着きました。

この沢は、全体的にナメ、チャラ瀬の連続。癒しの沢。難所はなし。特筆すべきは岩魚の群れ。浅瀬に背ビレを出してビチャビチャ音を立てて遡る。歩いていると足に当たってしまう。Oさんはついに手掴みしてしまいました。これを読んでくれたそこの〇〇くん、〇〇さん、大丈夫。歩けます。楽勝です。水沢ICから車で1時間。楽しい沢であること間違いなし。

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